6年間慣れ親しんだ目黒を離れ、世田谷代田に移転した『パン焼き人』を訪れました。
広々とした店内には、高い天井に大きな窓、パラソル付きのテーブルが並び、明るい開放感が溢れています。
パンは今までのラインナップに加えて、新作も次々に登場。シェフの安井定義さんに伺うと、「今までパンを作ってきて思うのですが、やっぱり日本人は実際にバゲットとかハード系のパンを食べる機会って少ないんと思うんですよね。これからは逆にソフト系ですよ!」と、日本の食事情を分析。これからは、あえて作っていなかった角食パンなど、日本人の食生活に合うソフトなパンを作っていきたいと意欲満々です。そして、もうひとつ注目していいるのは『食育』。小さい頃からちゃんとした素材の味を知ってほしいと、今まで以上に素材にはこだわるようになったそう。
心機一転の『パン焼き人』、ますますの活躍が楽しみです!(2005.10)


制限のある方向けの塩・砂糖なしパン『カロリー』も健在。




こんな骨のかたちをした、ペット用のパンもあります!(ボーン\180)



ミルクブレッド  
\320

今まで山型タイプの食パンはありましたが、この角食タイプは移転後に初登場したもの。ずっしりと密度が高く、弾力のある生地が特徴。粉に旨みがあるせいか、コクのある骨太な味わいです。
ルロー  
\230

こちらも移転後に登場した新作です。見た目に反して軽さのある生地は、しっとりと引きがあり口溶けが抜群。粉の風味をいかしたクラッカーのような味は後を引くおいしさです。シンプルな味わいなので、食事にもぴったり!

あんぱん(こし)
\120

今まで、こしあんは苦手だったと言う安井さん。パナデリアでもお馴染みの『内藤製あん』のこしあんに出会い、その考えを改めたのだそう。口に入れた瞬間に広がる豆の香りと、しっとりやさしい食感がなんとも言えず美味!それを支えるパン生地にも小麦の香りがしっかりあり、脇役にとどまっていないのが見事です。
アーモンドクロワッサン
\160

クロワッサン生地の上にアーモンドクリームを敷き、サクッと食感のよいパイ生地を乗せて仕上げた、パン焼き人流「クロワッサン・ザマンド」。下の生地はしっとりふかふかで、かむほどに粉とバターの旨みがじんわりと広がっていきます。アーモンドクリームはコックリとしたやさしい甘み。クセになりそうなおいしさです。

きな粉カスタードクリーム
\120

きな粉とカスタードクリーム!?の相性の良さを発見したという、安井さん自信の一品。きな粉に負けない卵の香りがやさしく広がり、ほっとする味わいです。コクのあるクリームをしっかりと受け止める生地の力強さも○。やさしい甘みは、ちょっとしたおやつにもぴったりです。



パン焼き人
住所 東京都世田谷区代田1-35-13
TEL&FAX03-3421-9399
営業時間11:00〜21:00(月曜:〜19:00)
定休日火曜日
アクセス(電車)小田急線「世田谷代田」より徒歩7分
(バス)渋谷駅より小田急バス54番:梅ヶ丘駅もしくは希望ヶ丘団地方面行き「代田1丁目」下車すぐ