以前パナデリアでも『パンとデザートの美味しいレストラン』でとりあげた「マノアール・ダスティン」の五十嵐安雄シェフ。1998年の取材時に五十嵐シェフがおっしゃっていた「いずれ専門のベーカリーを作りたい。」という言葉が実現したのがこの店。料理とデザートには力を入れても、まだまだパンまではこだわれないレストランさんは多いはず。でも本当はパンにまでこだわってこそ、完璧なおいしさに近づくような気がします。系列店にワインをメインに構えたお店もあり、五十嵐さんの愛するフランス料理に華を添えるものが、どんどん揃っていくようです。(2004.3)





このブーランジェリーで焼き上げたパンは、系列各店はもちろんのこと、隣に併設されたブラッスリーのランチやディナーでも楽しむことができます。そしてこのブラッスリーも、かなりお薦め。この店の料理とパンで一日を過ごせたら、おなかも心も充実感に包まれそう。あっというまに人気店になりそうなので、本当はあまり教えたくない気がする店のひとつです。


パン・オ・クランベリー 
¥157(小) ¥315(大)

天然酵母の香りも爽やかで、ほのかに酸味のある生地は粉の旨みが感じられます。中に入ったたくさんのクランベリーは、フレッシュ感もあり風味もしっかり。
クロワッサン ¥157

発酵バターの香りが良く、まわりがサクサクして、中はもっちりとしたクロワッサン。とてもリッチな生地で、クリーミーな香りと味わいが美味しい。
バゲット・カンパーニュ ¥262

粉の味が良く出ていて、全体に濃い味わいのわりと塩気のきっちりとしたバゲットです。やや酸味もあり、クラストの香ばしさとクラムのしっとり感のコントラストが素晴らしい!
トマトパン ¥84 (残念ながら現在は作っていません)

オリーヴオイル、バジル、トマトの香りの良さ。チーズも練りこまれ、とても美味しい。まるでクリーミーなトマトソースのパスタを食べたような味わいが、口の中に残ります。
アップル \168

シナモンのきいたアップルとサルタナレーズンのフィリングが、ラム酒のきいた大人の味わいに仕上がっています。サクサクデニッシュもかなりの力作。上品な甘さと香りで美味しい!
ブリオッシュ \84 (残念ながら現在は作っていません)

バターたっぷりでコクがあるのに、しつこさは感じさせないブリオッシュは、サクサクっとした生地に仕上がっています。わりとさっぱりした味わいなので、トッピングの砂糖粒がいい味のアクセントになっています。
カレーパン \126

普段中身入りのパンはあまり紹介しないパナデリアでも、これはお薦めの美味しさ。辛さの中にブラッスリーならではの、ブイヨンの香りがしっかりした本格カレー。パン生地はふんわりとしたタイプで、カレーの味を前面に押し出してくれます。


住所東京都中央区新川2−1−10
TEL&FAX03−3555−7775
営業時間8:00〜20:00
定休日日曜日
アクセス営団日比谷線八丁堀駅A4出口
その他(ブラッスリー)

11:30〜14:00 ランチタイム
14:00〜16:00 ティータイム
18:00〜21:00 ディナータイム