2007年、11月11日。大阪・吹田のブーランジェリー「ル・シュクレクール」がパティスリーをオープンしました。場所は、ル・シュクレクールのすぐ隣で、中世の教会を思わせるような石造りの店構えが特徴的。ドアをくぐり、薄暗い回廊を潜り抜けると、ブルーのステンドグラスから外光が注ぐ、なんとも神秘的な雰囲気のサロンが現れます。浮かび上がるように光を放つショウケースには、艶やかなオペラや濃厚なタルトタタンなど、一本筋の通った佇まいのケーキや焼き菓子が静かに並んでいます。シェフを務めるのは橋本太さん。フランスでの経験を活かし、『洋菓子でもパリ菓子でもない、本物の“フランス菓子”のおいしさを伝えたい』とのこと。ル・シュクレクールと共に、大阪に本場フランスの風を吹き込んでくれそうな期待の新店です。(2008.1)
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![]() | タルトタタン \450(期間限定) 苦すぎないギリギリのラインまでしっかりとキャラメリゼされた紅玉と、力強く火を通したシュクレ生地が好相性。生地の濃厚なバターのコクを紅玉の酸味が爽やかにまとめ上げます。思わず出てしまった、ため息までもリンゴの香りになるほど。 |
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オペラ ¥400 シェフが「初めて出会ったフランス菓子」という思い入れの深い一品。フォークで切ろうすると層の間からジュワーッとシロップが染み出るほど、しっかりとアンビベされています。スルスルーッと身体を駆け抜けるバタークリームは、後口もキレ良く、フレッシュ感のある一品。 |
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ムラングシャンティ \360 口に入れた途端シュワーッと消えるムラングに、追いかけるようにふわりと舌に蕩ける高脂肪のクリーム。儚くも心地よい食感の2重奏。舌の上に残る上品な甘みが、クリーム本来の乳風味と優しく交差します。火の入れ方、甘さの演出、口どけの時間差など、シンプルながら計算された味わい。 |
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エクレールキャラメル \260 しっかりと焼き上げたシュー生地には、苦みを利かせ、ねっとりと濃厚な味わいのキャラメルクリーム。フォンダンもしっかり甘いが、しつこさを感じさせないのは、シュー生地の塩の効かせ加減。メリハリと力強さのある男性的なエクレールです。 |
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コンベルサシオン \300 「会話」を語源とするその名にふさわしく、グラスロワイヤルがパリパリ・・・サクサク・・・と楽しく口の中で会話します。粉とバターの旨みとコクが全て凝縮された生地はなんともおいしい。洋ナシのセミドライが忍ばせてあり、爽やかなアクセントとなっています。 |
quai montebello(ケ・モンテベロ) |
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住所 | 大阪府吹田市岸部北5-20-5-3
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Tel | 06-6339-8880 |
営業時間 | 10:00〜20:00(サロン11:00〜19:00) |
定休日 | 水曜、第3木曜 |
アクセス | 下記URLをご参照ください。 http://www.quaimontebello.com |