淡いピンク色の外観が目印の「オ・デリース・デ・ザンジュ」は、2008年1月、パリ・14区にオープンしたパティスリーです。エレガントでかわいらしいケーキたちに誘われて中に入ると、店内はどこか懐かしく、落ち着いた雰囲気。それもそのはず、この場所には元々、地元で長く愛されていた洋菓子店があったのだそうです。 現在、腕をふるっているのは、オーナーシェフ、ジョフレー・チュルパン氏。「ル・ブリストル」、「オテル・ド・クリヨン」、「ル・ムーリス」といった数々の名店で研鑚をつんだ彼のスペシャリテは、シューを重ねフォンダンをほどこした“ルリジューズ”。そのほか、繊細ながらも、温かみを感じるケーキが並びます。 地元の人々にとって馴染み深い場所に、新しい息吹をふきこみ、“今”のおいしさを作りだす「オ・デリース・デ・ザンジュ」。キャラメル、マカロンといったコンフィズリーや、キッシュ、ピッツアなどもあるので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 (2010.02)
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Religieuse marron
3.50ユーロ ぽってりとした形のルリジューズは、アイシングも厚め。中には、マロン風味のクリームがたっぷり入っています。甘みはしっかりありますが卵や乳のコクは控えめなので、全体的にあっさりとした印象です。 |
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Éclair café
2.40ユーロ しっかりと焼き込んだ生地はカリッと歯切れのいいもの。少し厚みがあるせいか、内側がしっとりもちっとしていて、ちょっとクセになりそうな食感です。中のクリームはカフェ風味。フォンダンの甘さ、生地の食感、クリームのなめらかさのバランスが取れたエクレールです。 |
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1000 feuilles rhum
3.20ユーロ しっかりと焼き込んだフィユタージュは、パリパリ、サクサクと小気味良い食感。絞ったクリームの上にその生地をそっと重ねているせいか、食感の軽さがいきています。クリームは甘さ控えめで、フィユタージュの塩気とも良く合います。 |
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Tarte citron
3.00ユーロ 焼き色の浅いタルト生地ですが、意外にも力強い味わい。サクサクとした軽い食感で、バターの甘い香りと粉の風味がしっかりと感じられます。中のシトロンクリームは酸味が穏やか。力強さの中にもエレガントさを感じる味わいです。 |
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Madeleine
0.60ユーロ プックリとふくらんだオヘソが愛らしいマドレーヌ。日本では袋に入った状態で売られることがほとんどですが、こんなふうに焼き型を使ってディスプレイするのも素敵です。味は、プレーンとショコラの2種類。ふんわり、しっとり、やさしい味わいです。 |
Aux délices des Anges (オ・デリース・デ・ザンジュ)
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住所 | 71rue de la Tombe lssoire 70014 Paris |
TEL | 01 43 21 13 73 |
営業時間 | 8:30〜13:00、15:30〜19:00 |
定休日 | 日曜午後、月曜 |
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