こだわり職人のページでもご紹介した河田昭夫シェフの2号店「デセール ラピュタ」。地下鉄東西線「西葛西」駅から2分ほどという立地に加え、店内でケーキやデセールをいただくことができる使い勝手の良いお店です。 「本店ではケーキの王道を、そして「デセール ラピュタ」では遊び心のあるものを作っていきたい」という河田シェフ。コルゴンゾーラのタルトなど、レギュラー商品は2店舗共通ですが、それぞれで雰囲気の違うものを提供していきたいと、現在色々なものを試行錯誤中。その一部をご紹介します。(2004.10) |
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寒くなるこの季節、恋しくなるのはやっぱりチョコレート。11月のデセールはチョコレートを使った「5種のチョコレート盛合せ」です。ミルクやスイートなどチョコレートの種類を変えるのはもちろん、冷たいもの、温かいもの、そして食感を変えて・・とヴァリエーションに富んだチョコレートの魅力を堪能できます。 そして嬉しいことに、11月からデセールの価格が800円から600円にプライスダウンしました。「『飲物と併せて1000円以内に・・・』という要望がかなり多かったんです。本当に利益はないのですが、これでラピュタの味をわかっていただけたら、とサービスとして提供することにしました。自分のポリシーとして素材自体を安いものにするということは絶対にしたくないので、チョコレートもケーキ同様ヴァローナを使っています」と河田シェフ。 チョコレートはケーキの材料の中でも特に原価の高いもの。それをあえて低価格で提供するというところに、「こんなものも食べてもらいたい、喜ぶ顔が見たい!」という気持ちが伝わってきます。 ★ 他にも、「冷たいスフレのミルフィーユ」、「本日のシェフのおすすめ」の合計3種類のデセールをいただくことができます。 |
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5種のチョコレート盛合せ \600 食感と温度、そしてフレーバーの違いで楽しむチョコレート。(手前から時計回りに)ヴァローナ「マンジャリ」を使用したチョコレートムース、ベリーのソース入り。ナッツとチョコチップを混ぜ込んだクリームをチョコレートのジェノワーズでサンドしたケーキ。熱々でサーブされるフォンダンショコラ。ふわっとした食感のアイスクリーム、スフレグラッセ。ミルクチョコレートとカカオマスを合わせたなめらかな口溶けのガナッシュ。 |
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オフィスでの利用も多いため、お皿を用意せず気軽に食べられるようにと「デセール ラピュタ」のみで販売されている商品。ゼラチンの量が少なくてすむという利点もあり、クリームのなめらかな食感を楽しむことができます。ショーケースに並ぶのは常時5種類+プリン。全部で15種類用意されており、1週間から10日くらいのサイクルで入れ替えがあるそうです。 |
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レアカップ \360 レアチーズのクリームがたっぷり入ったカップデザート。間にブルーベリーソースを染み込ませたジェノワーズが入っています。 |
カスタード プリン \300 口に入れるとトロトロっと溶けるなめらかな食感。バニラエッセンスの香りが効いていて、全体的に濃厚な味わいです。上に飾られた生クリームとベリーが爽やか。 | ![]() |
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ロックフォールチーズのタルト 大胆にチーズの味を効かせたチーズクリーム、薄くカリカリとした食感が舌に心地よいタルト。河田シェフの作る大人味のチーズタルト、ファンの方も多いのではないでしょうか? 今シェフが考えているのはロックフォールチーズを使ったタルトです。 ロックフォールは世界三大ブルーチーズの1つ。牛ではなく羊の乳を原料に使い、バターのようなコクと力強いカビの風味をもつチーズです。 「まだ完成の1歩手前の段階なのですが、ぜひ食べてみてください」ということで、試食させていただきました。 |
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ロックフォールそのものの風味に、クリーミーさがプラスされた深みのある味。料理の前のアミューズとしてどこかのレストランで出して欲しい!と思わせる、チーズの持ち味を活かしたタルトでした。さらに改良が加えられ、ショーケースに並ぶ日が楽しみです! | ![]() |
住所 | 東京都江戸川区西葛西6-12-8-1F |
TEL&FAX | 03−5878−3878 |
営業時間 | 11:00〜21:00 |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | 東京メトロ 東西線西葛西駅 より徒歩2分 |