欧風菓子 オテル・ドゥ・スズキ

世田谷の住宅街に溶けこむようにしてある『オテル・ドゥ・スズキ』のオーナーシェフ鈴木鉄士氏は、お菓子作りに愛情を注ぐのはもちろんのこと、現在では洋菓子の後継者を育成することにも力を注いでいるそうです。鈴木シェフが作るお菓子は、季節感あふれる素材をふんだんにつかったものが多いのが特徴。ショーケースの中から季節を感じられるのってうれしいですよね。そしてシェフが今注目しているのは、素材の風味を損なわず逆に引き立てることができる"アロマ的なもの"(香辛料)とのこと。これからどんな新商品がお店に登場するか楽しみです。今回、秋から冬にかけて登場するお菓子の中でお勧めを、シェフに選んでいただきました。(2001年11月)

栗   ¥500

国産の新栗を使っているそうです。香り高い栗の旨みが凝縮されて詰まっているという感じ。上に乗っている栗もマロンペーストで作られたもので、とても手がこんでいます。中に入っているコクのある生クリームと、カスタードのラム酒の効き方も、バランスの良さを感じさせます。
マロンのガレット  ¥320

味わい深いガレット生地は、中にマロンペーストが練りこまれています。上にトッピングされているマロンもしっかりと煮てあるのに、ちゃんと食感が楽しめます。生クリームはバターのようなコクがあり、下のガレット生地に負けない味わいになっています。
アプフェルシュトルーデル  ¥350

紅玉とレモンの酸味がしっかり効いていて、ふくよかな甘みのレーズンとのバランスがとても良い。紅玉と周りのシュトゥルーデル生地の食感がマッチしていて、上にかかっている粉糖の甘さがコクをプラスしています。この季節ならではお菓子なので、是非味わってみて!!
フランボワーズ  ¥320

このお菓子は「製菓学校に通っている人たちが選ぶ美味しいお菓子」のNO.1(『東京Walker』)になったそうです。白と赤の色合いがかわいらしく、甘さの中にそれぞれの個性を生かしたフランボワーズとスグリの酸味が、しっかりと効いています。シンプルなのに素材の味とメリハリのある味わいが癖になりそう。
ポワールショコラ  ¥350

洋ナシの季節に登場するお菓子です。ほろ苦いショコラクリームの口溶けが良く、下のジョコンドとのバランスの良さと洋ナシの食感が楽しめます。
シューアラクレーム  ¥200

黄色いシュー生地からは、見ただけで凝縮された素材の良さが伝わってきます。シュー生地は香ばしく焼かれていて、粉の香りも感じられます。カスタードは生クリームとブレンドしたタイプのもので、お酒がかなり効いています。

住所東京都世田谷区砧4−5−26
TEL・FAX03‐3417−0377
営業時間9:30〜20:30
定休日火曜日
アクセス小田急線祖師谷大蔵駅下車徒歩8分
その他 焼き菓子等地方発送可、支店あり
吉祥寺ロンロン店:武蔵野市吉祥寺南町1-1-24  0422-21-0181
プレザンテ:世田谷区砧6-36-3  03-3417-6555