美術館などが建ち並ぶ上野の山の近くに2000年11月17日に、以前銀座の「ホテル西洋」でシェフパティシエを勤めていた稲村省三氏がフランス菓子のお店をOPENしました。稲村さんがこの上野という立地を選んだ理由の一つが、この土地が修業時代のフランスのパリに似ていたから…とのこと。上野の山はモンマルトルの丘、その周辺には美術館が沢山建ち並び、文化がある。オープンしてまだ間もないのですが、遠方からのお客様はもちろんのこと、すでに地元のリピーターのお客様も多いようです。 店内の造りはお客様と作り手の距離を感じさせない造りになっていて、稲村シェフ曰く「厨房がステージのように一段高くなっていて、店内から働いている姿が見られるようになっています。」とのこと。それはイコール、厨房からもお客様の姿が見られるということで、稲村シェフのお客様に対する愛情まで感じてしまいます。そしてオーブンが、ショーケースの近くに置かれていて、甘い香りが店内を優しく包んでいます。NEW OPENの時にパナデリアでも取材をさせていただきましたが、今回、改めて稲村シェフのお菓子を楽しませていただきました。(2001年2月) |
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フランボワショコラ ¥450 まったりとしていてコクのあるチョコレートムース。中にはフレッシュな甘酸っぱいフランボワーズが入っています。ジャムとは一味違うフレッシュなフランボワーズの風味と、下のジェノワーズに入ったピスタチオがいいアクセントになっています。とても口溶けの良い美味しいお菓子です。 |
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マングカシス ¥400 見た目にも大変鮮やかなムース、シンプルな作りなのですがショーケースでも目をひきます。マンゴーとカシス、それぞれの違うフルーツの甘酸っぱさの特徴が上品に表現されていて、口の中にフワッと香りが広がります。ジェノワーズの下にはチョコレートが薄く敷かれていて、そのほろ苦さが全体の味を引き締めています。 |
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シューアラクレーム ¥180 カスタードクリームは、乳脂50%の生クリームを使用しているため、とてもコクのある味わい。シュー生地は、程よい塩気があり、粉の味わいが伝わってきます。 |
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特製苺ロール ¥380 発酵バターを使ったきめの細かいリッチなスポンジ生地に、香りのしっかりした苺のジャムがとても良く合っています。バターの香りと苺の甘酸っぱい香りが口の中に広がり、味わい深いロールケーキに仕上がっています。 |
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タルトアプリコ ¥380 あのピエール・エルメ氏も絶賛したというタルトアプリコ。素材の味が上手に表現されていて、アプリコットのフレッシュなみずみずしさと、薫り高いアーモンドプードルが入ったコクのあるタルト生地が、とにかく美味しい!! |
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エグランティーヌ ¥400 綺麗に絞られた生クリームは食べるのがもったいないくらい…中心には野バラのジャムが入っています。ジャムの甘酸っぱさがコクのある生クリームのいいアクセントになっています。口溶けの良い上品なお菓子です。 |
住所 | 東京都台東区上野桜木2‐19‐8 |
TEL・FAX | 03‐3827‐8584 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 月曜日 |
アクセス |
JR鶯谷駅北口下車徒歩約7分 営団地下鉄千代田線根津駅下車徒歩10分 |
その他 | 地方発送可 |