今年の10月、麹町・日テレ通りを少し奥に入ったところにお菓子屋さんがオープンしました。それが、あの島田進シェフのお店「パティシエ・シマ」です。ガラス張りの明るい店内と赤地に白抜き文字の店名入りペントルーフの真新しさが、オフィス街でパッと目を引きます。ショーケース内のケーキの彩りのあでやかさは、味はもちろんのこと、島田さんの奥深い洋菓子の世界を物語っています。東京のケーキ屋さんを語るのにはずせない1軒です。 (98年10月)


クレームアンジュ \550

島田さんと言えばこのお菓子ははずせません。ガーゼに包まれたフロマージュブランのチーズ菓子で、しっとりさわやかな口当たりです。中に入っているフランボワーズの甘酸っぱさとチーズのマイルドなコクとの味のコンビは抜群です。食べた人は幸せな気持ちになること間違いなし!!

ミルフィーユ \450

パイが一層一層しっかりとパリパリに焼きあがっていて、コクがあり美味しい。カスタードの中に仕込まれたコアントローで個性的な口当たりのクリームを生み出しています。パイの上にのっているイチゴの色鮮やかさがとても目を引く一品。

タルトオランジュ \400

オレンジが色艶やかで目を引きます。マリネされたオレンジは食感とみずみずしさをしっかり残している。中のオレンジ風味のクリームが全体の味をさらにまとめています。

パリブレスト \350

ナッツ風味の強いプラリネクリームがとても香ばしく味を引き立てています。そのプラリネはヘーゼルナッツとアーモンドを合わせたもの。クリームも思ったほどしつこくなく口溶けがよい。上にのせてあるアーモンドとシュー生地の相性もよく香ばしいはっきりとした味わいのケーキです。

タターン(篠ノ井) \400

紅玉のりんごの甘酸っぱさが生かされ、さっぱりとした甘さに仕上がっています。秋の代表的な味覚でもあるりんごの旨みが口の中で溶けていきます。そのくせ、りんごの歯ごたえはしっかりと残っています。この季節ならではのケーキなので是非ご賞味あれ!

クレームシマ \400

レストランで出されるクレームブリュレをオフィスで食べられないかと考案したものがこのクレームシマだそうです。クリームは卵黄の濃厚さが生きていてコクがある。上にのっているキャラメルの苦みがアクセントとなり味を引きしめています。

シューパリジェンヌ \250

中のカスタードに入っている生クリームが42%と重いわりにはふんわりと仕上がったクリームでコクがあります。シュー生地にのっているナッツもクリームとともにスーッと入っていく。美味しいシュークリームです。

東京の石畳(\1000と\3000の箱詰め有り)

チョコレートの酸味が少なく、苦みが全くないので誰にでも食べやすい味。甘すぎず口溶けもよい。原材料・ピュアカライブの良い味わいが上手く表現されている。


住所
東京都千代田区麹町3−12−4 麹町KYビル1階
TEL
03-3239-1031
営業時間
10:00〜19:00 土曜日10:00〜17:00
定休日
日・祝日
アクセス
地下鉄有楽町線麹町駅出口3より徒歩2分
その他
焼き菓子・生チョコの地方発送可