日暮里駅を下車し、洋服などの生地問屋街を少し行ったところにある「SABLON」は、スイスとベルギーで修業をつんだ山崎博司シェフのつくるお菓子が楽しめる店。ガラスのショーケースの中、焼き菓子の棚にはシェフが修業時代に出会ったお菓子が並んでいます。クラッシック音楽が流れる店内には飴細工も飾られていて、店内に一歩足を踏み入れるとゆったりとした空気が流れる小さな美術館のよう…。山崎シェフの作るお菓子には、洋酒の味が感じられず、なぜか土地柄を感じてしまいます。「このケーキには、ちょっとお酒を効かせたほうがいいのでは…」などと思ってしまうものもありますが、それは、あくまでも私の考え。山崎シェフには、きっとお酒を使わないことで伝えたいメッセージがあるんだろうな…などと、逆に暖かさを感じてしまいます。手間を惜しまず愛情込めて作り上げられた数々のお菓子は、見た目の美しさとともに、たくさんの人達の心を魅了しているようです。 (2000年3月) |
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フロマージュフレーズ 280円 上にのっているイチゴのデコレーションがかわいい。口溶けのよいムースで、やさしいイチゴの風味が口の中に広がる。下に敷かれたスポンジも薄くムースと一体化している。 |
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サブロン 280円 店名のついたケーキ、デザインもおしゃれ。アーモンドプードルを使用した生地はしっとりとしていて、しっかりとした味わいがある。間にサンドされた濃厚なクリームはバターの風味が口の中にフワッとひろがる。生地とクリームの相性が良い。 |
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チェリータルト 320円 ふっくらとしたフレッシュなサワーチェリーは甘ずっぱいが、タルトが甘いのでそれぞれをひきたてあっている。サワーチェリーが沢山のっていてうれしくなります。タルト生地はサクサクした食感で、中のカスタードも美味しい。 |
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ホーニッヒ 350円 蜂蜜とミルクチョコレートのムース。蜂蜜とミルクチョコレートが一体化して優しい味わいをかもし出している。チョコレートを使ったベルギーらしいお菓子の一つ。 |
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マルジョレーヌ 320円 コーヒーとチョコレートの生クリームのケーキ。コーヒーのほろ苦さが効いている。スポンジもきめが細かく口溶けが良い。 |
住所 | 東京都荒川区東日暮里5‐1‐2 |
TEL | 03‐3805‐8383 |
営業時間 | 9:30〜19:00 |
定休日 | 無休 |
アクセス | JR日暮里駅南口下車 徒歩10分 |