東京・文京区、根津の交差点の近くある、一際目立つ明るいお店が「パティスリーセレネー」です。お店は今年３月にリニューアルオープンしたばかりの新店舗。店舗の設計もご自分でされたというシェフ慎次 大さんのこだわりは、もちろんお菓子にも現われています。味はもちろんのこと、見た目も大事というシェフの生み出すケーキは、既成のものにこだわらないおおらかさ。モンブランしかり、シュークリームしかり。「どういうことかな？」と思った方は、ぜひご自分の目で確かめてみてはいかが？（…といいながら、紹介してしまうパナデリアですが） 店内は焼き菓子の種類も豊富で、選ぶのに迷ってしまいます。 （99年9月）

	クレームドカフェ ３６０円 とても面白い形をしたケーキ。コーヒームースのコーヒーの風味が口の中に広がり、優しい味わいのある一品です。シンプルな味づくりなので素材の美味しさが楽しめます。
	モンブラン ３５０円 意外とすっきりした甘さで、3種類の栗を使い分けているというこだわりのモンブラン。マロンペーストの栗から自然な香りが漂う。中心は滑らかなマロンムースで作られていて、ちょっと変わった形のモンブラン。
	ブルーベリーのムース ３６０円 ブルーベリーのムースとココアのスポンジから作られているケーキ。ココアスポンジにはアーモンドエッセンスが入っていて口の中で、優しい風味が広がります。ブルーベリームースは濃厚なしっかりとした味わいです。
	パルテノン ３２０円 ショーケースの中でも一際、目をひくケーキです。柱の部分はシュー生地で、シューの中はヘーゼルナッツの香ばしいクリームが入っています。上下にサンドしているビスケットもしっかりと焼き込まれていて美味しい。
	シブーストシトロン ３６０円 はっきりとしたレモンの風味が生きたケーキです。レモンのシブーストと下に敷かれたパイ生地の間にホワイトチョコレートがサンドされている。濃厚なレモンの酸味とホワイトチョコレートの甘さがマッチして、美味しさが増しています。
	セレネー ３５０円 店名の付いているシェフのおすすめケーキ。ヘーゼルナッツとコーヒークリームそして、焼りんごがサンドされている。キャラメリーゼされたりんごが程よい歯応え。上には、発酵バターで作られたクリームがのっています。