2002年11月に麻布十番にオープンした、レストラン&パティスリーです。ガラス越しに光の入る広々とした店内は、手前に色とりどりのケーキが並ぶショーケースがあり、その奥がレストランになっています。レストランのシェフ多田タクスケ氏とパティスリーのシェフ星野秀介氏は、実は従兄弟同士。そして「ユリス」という店名はどういう意味なのか尋ねてみると、シェフのお母様のお名前「ユリコ」からとって作った言葉とのこと。おしゃれなお店ですが、そんなところに家族の暖かさも感じます。さて肝心のケーキですが、定番商品の他にシェフオリジナルの独創性豊かなケーキも並びます。今までにない意外な組み合わせ、でも決して「おもしろいけど、もう食べなくていいや・・・。」とは思わせず、ちゃんとおいしいところが素晴らしい!(2003年3月) |
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ユリス ¥500 パリパリの薄いチョコレートの中にはチョコレートのムース、その中にココナッツとパッションのムースが入っている。それだけ書くとさほど珍しくはなさそうだが、一口食べると知っているような知らないような味で一瞬「?」となってしまう。その不思議な味を醸し出しているのは表面につけられた沖縄の塩をはじめとする数々の隠し味なのだろう。とにかく、とってもエキゾチックな気分になれるケーキです。 |
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フロマージュ ブラン ¥400 フワフワとしたチーズのムースは、舌触りなめらかで上質なチーズの味がします。フォークを入れると中から出てくるのはバラのジャム。これがとても自然な香りでチーズとも相性がよく、今まで味わったことのないおいしさです。ケーキの上にもバラの花びらが透けて見え、味・色合いともにとても上品。 |
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シュー ア ラ クレーム ¥250 薄めでサクッと焼かれた皮にはしっかりと旨みがあります。粉糖とアーモンド、さらにざらめ糖がのっており、カリカリジャリジャリとした食感が楽しいシューです。クリームも卵・バニラ双方の風味がほどよく感じられ、とてもなめらかです。 |
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マジェンダ ¥400 しっかりと甘酸っぱいフランボワーズムースの下には、香り高く自然な甘さのイチゴのムースという2層仕立て。まわりのビスキュイにもフランボワーズのジャムが焼きこんであり、見た目もかわいらしいケーキです。 |
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アンディエンヌ ¥400 紅茶の葉が入ったチョコレートのビスキュイの中は、紅茶のムースとビターチョコレートムースの2層仕立て。紅茶の香りはあまりしないと思いながら食べ進んでいくと、徐々にほのかな香りを感じてきます。ビターチョコレートは苦味がきっちりとしています。 |
住所 | 東京都港区麻布十番2−11−5 アクシアフォレスタ麻布1F |
TEL | 03−5765−2333 |
営業時間 | 11:00〜21:00 |
定休日 | 火曜日 |