和光グルメ&ケーキショップ ケーキショップ 茂木栄ニシェフ | ![]() |
<経歴> 高校卒業後、都内の著名な洋菓子店に7年間勤める。 その間フランスへも行き、エクス・アン・プロヴァンスのMOFのいるパティスリーで修行する。 その後現和光ケーキショップへ。 今年で7年目を迎える。 |
和光がここにティーサロンを設けて、今年で17年目です。その頃はちょうど、各百貨店がティールームを持ちはじめた時期で、和光でもとなったそうです。 クオリティーの高いケーキを目指し、また、出来立ての美味しさも味わって欲しいと、ケーキを運んでくるのではなく、同じ場所にアトリエも併設したそうです。 | ![]() |
![]() |
自分がここに来て7年目。一昨年から5代目のシェフになりました。3代目、4代目のシェフの元で働いている間に、ケーキの和光らしさというのを、自然に受け継いだような気がします。 和光らしさとは、クオリティーの高さという一言に尽きるかな。見た目も美しく、見えない素材もいいものを、そして味もご満足いただけるもの。銀座だということは別にして、決して安くないケーキですから、作る側としても気が抜けません。試作と試食会を繰り返し、完成形を追求しています。 |
こういう和光らしい姿勢や味を脈々と受け継ぎつつも、自分自身がシェフとなって素材は一通り見直しました。変えていないものも多いけれど、それはいままで使っていたからという理由ではなく、自分で食べて美味しいと思うからです。 ケーキは、現在、ムース系が多いですね。やはり華がありますから、お遣い物にというお客様がよく選んでいってくださいます。そういう意味では、やや地味なタルトは生ケーキほど出ないのが現状です。だからといって、やめることは絶対しません。ムースのように、思わず買わずにはいられない魅力的なタルトというのを作ってみたいし、一お菓子屋として、バリエーションを増やすことは今後の課題でもあります。 | ![]() |
![]() |
銀座はお洒落な方も多く、お店も多い。そんな街並みや、季節で移り変わるショーウインドウを見るのはとても役に立ちます。色や形、刺激されることがたくさんあります。日々、感性を鍛えながら、和光らしさに自分らしさも加えていくことができればいい、そんな風に今思っています。 |