夏の京都といったらどんなイメージ?祇園祭に五山の送り火、鴨川の納涼川床・・・etc。桜や紅葉の季節もいいけれど、夏の風物詩も情緒豊かで魅力的。とはいえ、京都の夏は暑い!暑いと冷たいものに手が伸びるもの・・・そんなわけで京都ではアイス屋さんをよく見かけます。 夏が暑いのは今も昔も同じこと。今から遡ること1200年ほど前、京都では平安時代から氷が食べられていたというからすごい!清少納言も枕草子の中で「削り氷にあまずら(シロップ)入れて・・・」と詠んでいるほど。平安貴族たちにとって夏の贅沢な楽しみだったようです。 今回は、そんな歴史ある?京のひんやりスイーツをいくつかご紹介。夏はアイスを片手に京都めぐり、が定番です! |
![]() ![]() 抹茶ソフト ¥260 まずは、京都屈指の老舗お茶処「祇園辻利」から。四条通り沿いに並ぶ長〜い列は今や祇園名物に。実はこれ、2階の茶寮で抹茶スイーツを楽しみたい人たちの列なんです。でも、何十分も待てない!という人にお薦めしたいのが、店頭で買える「抹茶ソフト」。さすがはお茶処、抹茶の味が濃いです。適度な苦みも効いています。水分が少なめで、ミルクのコクが口いっぱいに広がっていくリッチさも魅力的。他にも、抹茶クッキーや抹茶せんべい、抹茶カステラに抹茶あめなど、とにかくお茶づくしの店内。祇園界隈散策の前にはお茶の香りで癒されましょう! |
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![]() ![]() ![]() 抹茶ソフトクリーム ¥250 宇治といえば、源氏物語の舞台。そして、お茶の名産地。辺りには室町時代から続くという宇治茶の老舗やお茶にちなんだ和菓子屋さん、食事処などがずらりと並びます。なんでも、宇治川や木津川から立ち上る霧が特有の香りと深いコクを育んでくれるのだとか。この界隈では抹茶ソフトが定番中の定番。中でもここ「駿河屋」のものは、挽きたての抹茶の香りと爽やかな苦みが特徴。クリーミーでなめらか、ミルクのコクを感じつつも軽やかな後口が楽しめます。もちろん、本業?の茶だんごもお忘れなく。抹茶をたっぷりと使用した色鮮やかなおだんごは、香り高くもっちりとした弾力のある食感。癖になりそうなおいしさです! ![]() |
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![]() ![]() ![]() 生茶ゼリイ【抹茶】 ¥620 創業は安政六年。茶業ひとすじ百四十余年という由緒正しいお茶屋さんです。大きな暖簾をくぐれば、その先に広がるのは昔のままの情緒溢れる世界。明治時代の製茶工場を改装したというカフェは、ゆったりとして気持ちの良い空間が広がります。ここでのティータイムにお薦めしたいのが、「生茶ゼリイ【抹茶】」。キンキンに冷やした青竹の器に盛られた姿がいかにもおいしそう!中には抹茶アイス、白玉、粒餡と、そして濃緑の抹茶ゼリイがたっぷり。ぷるるんとした喉越しと挽き立て抹茶の風味は、夏にぴったりの清々しさです。 |
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![]() ![]() ![]() 梅酒がけソフト ¥320 酒の街、伏見。良質で豊富な地下水に恵まれた伏見では、古くから酒造りが行われてきました。ミネラルを程よく含んだ水で造られるお酒は、やわらかくまろやかに仕上がるのだそう。そんな伏見の吟醸酒を贅沢に使ったソフトクリームを発見!その名も「吟醸酒ソフト」と梅酒付きの「梅酒がけソフト」。口にした途端にさらさらと溶けてしまう喉越しの良さ、そして広がる吟醸酒の余韻。ミルクと日本酒の相性がこんなにいいなんて驚きです。 ちなみに、ここ神聖はアイス屋さんではなくて、老舗の造り酒屋。酒の本場ならではの楽しみですね! |
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![]() ![]() ![]() バニラ&玄米茶 ¥300 昔懐かし「あいすくりん」。その昔、日本人の好みに合わせて牛乳の量を抑えたものをこう名付けたといいます。でも、ちべたで作られるのは生乳をたっぷり使った現代風のあいすくりん。乳風味をしっかり感じつつもふわっと軽く、すーっと気持ち良い口あたり。すっきりぜいたくな味わいです。四季の素材を使ったメニューの中には、「玄米茶」「黒大豆きなこ」「麦」「びわ」「柿」などのちょっと気になる和風テイストのものも。 2階にはカフェ&ギャラリーが用意されています。西陣めぐりの合い間には、京アイスでひんやりちべたい(冷たい)ひとときを! |
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![]() ![]() ![]() 氷のキャンデー・ブルーベリー&豆乳 ¥100 ![]() クリームのキャンデー・バナナ ¥130 その名の通り、銀閣寺そばにあるキャンデー屋さん。外観といい味といい、とにかくレトロな雰囲気満載。通りすがりのおじさんや小銭を手にした子供たちが気取らずに食べる、なんて姿がぴったりです!昔ながらの製法で手づくりされているキャンデーは、「氷のキャンデー」と「クリームのキャンデー」の2タイプ。ガリガリッと固めでさっぱりとした氷のキャンデー、そして、とろりとしたアイスにフルーツが見え隠れするクリームのキャンデー、その懐かしさに自然と癒されます。ちょっと喉が渇いたなと思ったら、パインジュースも是非。なんと小30円、大50円という手軽さ!ガラスのコップで出してくれるというスタイルにも惹かれます。くれぐれも返却するのを忘れずに・・・。 |
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