12月7日(金)


ヴァシュラン、シュクセ・プラリネ、シャルロット・オ・ショコラ

今日はVacherin、Succes Praline、 Charlotte au Chocolat(ヴァシュラン、シュクセ・プラリネ、シャルロット・オ・ショコラ)というケーキを作る。Charlotte au Chocolat は名前からお菓子が想像できるものの、他の二つはあまり馴染みのないお菓子だ。
Vacherinはアイスクリームのまわりをメレンゲで飾ったケーキだが、辞書にも載っているくらいなのでフランスではポピュラーなお菓子のようだ。冷凍庫に入っているので店頭でも目にする機会が少なかったのかもしれない。Succes Pralineは、メレンゲとアーモンドパウダーで作った生地にプラリネ入りのバタークリームと刻んだヌガチーヌを挟むという、とてもフランスらしいクラシックな印象のお菓子。私自身はアーモンドとメレンゲで作られたお菓子の「ネチッ」とした食感はあまり好きではないのだが、フランス人は好きな食感のようだ。マカロンを始め、お菓子屋さんのケーキのバリエーションの中には必ずといっていいほどそういう食感のケーキがある。


クラシックなお菓子

クラシックなお菓子といっても、今週習ったものは今でもお菓子屋さんの定番といえるようなものばかり。しかし定番のお菓子だからこそ、店ごとの特徴を楽しめるお菓子ともいえる。住宅地にある「パン屋兼お菓子屋」といったところでは、大きくて甘い昔ながらのBabaやMoka Nougatineを買うことができるし、流行の先端を行くようなお菓子屋では店ごとに変化を加えられた新しい「クラシックなお菓子」を目にすることができる。驚くほど甘さが抑えられたSaint-Honoreや、1層1層のクリームごとに変化がつけられたMille-Feuilleなど・・・。
フランスという、前衛的な部分もありながら、時々びっくりするほど保守的な部分のあるこの国が、クラシックなお菓子には感じられるようだ。