ロシア

豊かな穀倉地帯を持つロシアは世界最大の小麦生産国。小麦をはじめいろいろな穀物が生産されています。ロシア共和国からカザフ共和国まで広がる穀倉地帯より北の地方ではライ麦の栽培が盛んに行われています。ドイツ同様ロシアといえば黒パンという感じがしますが、白パンもポピュラーでよく食べられています。昔は少なかったパンの種類も、今ではモスクワなどの大都市でいろいろな見られるようになりました。パン屋さんのことをロシアでは「ブーロチャナ」と呼びます。これは「ブーロチカ(白パンの丸いテーブルロールのこと)を売る店」という言葉に由来するそうです。


ピロシキ
ひき肉や野菜などのフィリングをパン生地で包んで揚げたもの、もしくは焼いたもの。ロシアでは焼いたものが主流である。フィリングが沢山はいっていて、皮が薄いのが完成度が高いものといわれています。ピロシキはロシア料理店には欠かせない粉料理。ピロシキの味で店の料理の技術レベルが分かるとも言われている。

黒パン
ロシアを代表するパン。ライ麦粉にカラメルを加えて色づけして焼きます。どっしりとした食感はドイツのプンパニッケルのようです。ほどよい酸味がロシア料理には欠かせず、主食として食べられています。薄くスライスしたものにバターやサワークリームを塗って、キャビアやサーモンなどをのせても豪華な食事になります。また、軽くトーストするとカリッとして違った味わいが楽しめます。

ブーロチカ
イースト発酵で作られたフワフワとしたテーブルロールで、ライ麦パンの代表が黒パンなら、このブーロチカはロシアの小麦粉パンの代表です。小麦粉の白パンは丸型をしていることが多く、このブーロチカも直径10pくらいの丸型をしています。シンプルな味わいに作られているので毎日の食卓に欠かせません。もちろん、食事の時のテーブルロールとしての食べ方の他に、具をのせてオープンサンド風にも食べられています。


ロシアのレストラン情報

渋谷ロゴスキー
東京都渋谷区桜丘町16−13 大和田ビル2F・3F
03−3463−2911

サラファン
東京都千代田区神田小川町3−10−3 振天堂ビルB1F
03−3292−0480

ろしあ亭
東京都千代田区神田神保町1−13
03−5280−3753


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