パンは10種類くらいでしょうか。以前のように慌てる必要はなく、ゆっくりと選ぶことができます。
山食は“cotton(コットン)”、カンパーニュは“linen(リネン)”・・・ネーミングが素敵ですよね!と言うと、パンの作り手・佐藤彩香さんは
「アトリエ303で行われた『Tissage』さんの織物の予約販売でコラボレーションさせていただいて。その時にこのネーミングが生まれました。その時は“カシミヤ”という豆乳で練り上げたパンもあったんですよ」。
パンの名前の下には素材も全て表示してあり、素材を吟味されていることがよくわかります。(パン選びをする時も、自分好みのものを選ぶ参考になるのでありがたい)
粉はキタノカオリ。いろいろ試してみた結果、「自分のパンにはこの粉」と行き着いたそうです。
全て自家製のナツメヤシ酵母から作られていますが、なぜナツメヤシ?
「私は独学でパン作りを始めたんです。最初は『わかなぱん』さんでお手伝いをしていました。その後、自分でレーズン酵母でパンを作るようになったのですが、レーズン酵母のパンは世の中にいくらでもある。
人と同じことはあまり好きではない性格なので、甘みの強いナツメヤシでいい酵母がおこせるのでは?と思ったのです」。
甘みが分解されて発酵するわけなので、ワインでも甘みの強いブドウのほうがいいワインになりますものね。
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chocolat orangeはココア・チョコ・いよかんピールのビターさが活きたパン。イートインできるようにと、ケーキのように1/8に切り分けた販売も |
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自家製ナツメヤシ酵母で作られた“linen(リネン)”1ホール760円、1/2 380円 1/4 190円 |
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