デザイナー、アートライター、カラーコーディネーターという肩書きを持つ八木あすかさん。いつもパナデリアできれいなページを作ってくれている彼女が、「色彩検定3級模擬テスト集」を出版したのは、以前お知らせしました(当時の記事はこちら)が、なんと今度は2級模擬テスト集を出版しました。3級でもむずかしかったのに、さらに2級となっては、私ごときが紹介できる内容ではありません。詳しくは当の八木さんから紹介していただくとして、素人の私からもほんの少し紹介させてください。





昔から思っていたんだけど“色”の存在の不思議さ。自然にある色と人間が作る色の境目がわからなかったり、明らかに目に見える色と、感情の中にある目に見えない色の違い。人間に管理できる色と管理できない色の違い。すべてのものに色があることの不思議さ。どれをとっても奥が深いと思いませんか。これを追求していったら、たぶん一生かけても終わらない。でも、できるならその不思議な色の世界を少しでも理解して、自分の生き方(行き方でもいいんだけど)に反映できたら、必ずや人生のプラスになると思う。それが、この本の最初の「ごあいさつ」にある「“世界の見え”の可能性をまたひとつ豊かにする」ことだと思います。そして、この本はそのためのお手伝いをしてくれる本。自分の未来のためにこの本を役に立てる方、そして少しでも「色彩」というものに興味がある方は、ぜひ書店でこの本を手にしてみてくださいね。





再びのご紹介にあずかり、ありがとうございます!
2級の内容は、3級よりさらに深く、実践的なものになっています。 そのぶん難易度も高く、分量も増えているのですが、学ぶ上での面白みも倍増しています!



例えばファッションカラーコーディネーション。
歴史から小売り環境、配色の実際など、
着る人の視点・売る人の視点とさまざまな切り口で
論じられます。




色による感情効果も、さらに広がりのある内容に。
バランス、リズム、プロポーション、温度感や軽重感、硬軟感など。
日ごろ何気なく目にしたり選んだりしているあの配色も実は・・。




感覚を揺さぶり、感情をふるわせ、
時には不思議な現象をも呼ぶ色彩。
無いはずの色や形が見えてきてしまうことも・・
こうした"錯視"も、2級の範囲です。





2級という大海原の先にある試験、そして合格。
広大な未知の世界を切り拓くための海図&コンパスになれば・・
との思いを込めて作成しています。
(旅つながり・・というわけではないのですが、1年前に旅したギリシャやイタリアで撮影した写真も 問題に使用しています。)




今回も、問題と同じくらいのページ数を
「ポイント解説」(重要なポイントを、表やチャートを駆使してまとめました)
&解答に割いています!





書店等で見かけたら、お手にとってご覧いただければ幸いです!(八木あすか)





『色彩検定2級模擬テスト集 新テキスト対応』

秋元未奈子/八木あすか 共著
発行:ファッション教育社
B5版 220p
定価 2,500円(税別)


(検定の詳細は色彩検定公式ウェブサイト
 http://www.aft.or.jp/index.htm をご覧ください)