カカオとアイスクリーム


さて、今日は「ROYCE(ロイズ)」が石垣島に作ったカカオ農園の視察に出かけましょう!
えっ、日本でカカオが育つの?
そう、育つのです。と言っても、まだまだ、本格的な生産にはほど遠いようで、ロイズでも、すでに7年かけて試験的に生産していますが、年間、6月と12月の2回の収穫で、1回につき800個程度のカカオポッドが収穫できる程度だそうです。
現在は5つの大きな温室で、1300本ほどのカカオの木を栽培しています。
品種は、クリオロとトリニタリオ。
日本で初めてのカカオの生産。広く日の目を見るまでには、まだまだ時間と労力がかかりそうな気がします。
でも、さすが、チョコレートのロイズです。
こういう努力と投資が、日本のチョコレート業界の可能性を広げてくれるんですよね。
いつか日本のこの地で、たくさんのカカオが実を結ぶ日を、楽しみにしています。


まだ試験段階ということで、温室内の写真やカカオの写真はご紹介できないので、試験場の外観だけ、お楽しみください



さて、次は、たくましい女性の話題です。
彼女の名前は、小山内まさよさん。
なんと一人で7、8頭(数は定かではありません。ごめんなさい)の牛を育て、その牧場のところで、ワゴン車で、アイスクリームやチーズ、牛乳、バター、お菓子などご自身で作ったものを販売しているのです。
お店の名前は「MILK CROWN(ミルク クラウン)」

煉瓦に手書きの看板がかわいい

その場所が、本当にまわりは草原だけ。そばに家があるわけでもなく、昼間伺ったから明るくてきれいな景色だったけど、あれ、夜は真っ暗ですよ。
ただ、ただ、きれいな星があるだけ。
そんな場所で、女性一人で牛を育て、商品を作り、ワゴン車で販売。
なみたいていの根性じゃできません。
だって、牛がいるから、一日だって家を空けられないじゃないですか。
彼女が病気にでもなったら、牛には誰がご飯をあげるんだ・・・と、大変心配になりました。
さすがに現在、牛の世話をしてくれるヘルパーさん、募集中とのこと、どなたか手をあげる方いらっしゃいませんか?

ワゴン車でジャージー牛のソフトクリームとか、チーズケーキなどを販売。なんとバターやクリームチーズも手作りのものが!

見渡す限り緑しか見えないところで、牛を育てています。でも遠くには海が見下ろせる、それはそれは気持ちのいい場所なので、こんなところで育った牛は、絶対に純粋で素直なおいしさを生み出してくれるだろうな・・・って思えます


それにしても、石垣島の女性は強い!と、尊敬の念を抱いたら、なんと彼女は、ここに移住してきた方だそう。
以前は、イラストなどを書くデザイナーさんだったみたいです。
どうりで、看板やいろいろなものもセンスがあるのですね。
なんと、通販もやっていらっしゃるので、興味のある方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。

http://homepage2.nifty.com/nosm/index.html