© Gorta Yuuki  
取材・文 浅妻 千映子 


青山通りから見える、ライトグリーンのテント。骨董通りを少し入ったその場所が、3月22日にオープンした、「ラデュレ 青山店」です。

© Gorta Yuuki 

店の前に行ってみると、通りに面したテラス席が。店内に入ると、今までのラデュレのイメージよりも明るい空間の中に、60席が配されています。ねじれたキャンディースティックのようなテーブル、扇の形をした可愛らしい長椅子。天井にはメレンゲのようなライトが美味しそうに光ります。

© Gorta Yuuki 

日本初の路面店のこの空間をデザインしたのは、パリを拠点に世界で活躍する建築家・デザイナーのインディア・マダヴィ氏。

© Paolo Roversi 
インディア・マダヴィ氏


東京のサロン・ド・テのオープンのために、マリー・アントワネットを思い描いたとのこと。
「ラデュレは、楽しみや喜びにあふれた庭のよう」と彼女は言います。
「この空間は喜びを感じる場所であってほしい。ラデュレの本質は“楽しむこと”につながっています。優美さと美食との出合い。フランスの要素を東京にも常見、フランスらしさと新しさの両方を体感できる空間をつくりたかったのです」


さて、壁側にあるショーケースには、カラフルなマカロンがずらり!
隣には、個性的で遊び心に溢れたフォルムのパティスリーも並んでいて、見ているだけで幸せな気分になるのは、銀座も青山も同じ。そんな中に、青山店限定のパティスリーとマカロンが登場しました。

「エヴィダンス・ユズ」は、柚子の姿を描いたフォルム。柑橘のピール入りのマドレーヌ生地に、柚子風味のクリームとココナッツムースを重ねています。ココナッツの香りと合わさると、柚子の印象も大分変わり、どこか南国風のフルーツにも感じられるのが面白い。

限定パティスリー “エヴィダンス・ユズ”
1個 840円(本体) 907円(税込)


マカロンも「ユズ」です。完熟の柚子の色をしたマカロンコックの間に挟まる柚子のクリームは、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙。

限定マカロン“ユズ”
1個 281円(本体) 303円(税込)


ちなみに、オープニングパーティーでは、フィンガーサンドなど、甘くないものも振る舞われました。ライムの風味をきかせたサンドイッチなど、さすがラデュレというセンスのいいお洒落な味。

そう、ラデュレには、食事のメニューも、実はあります。未体験の方は、これを機に青山のサロンで試してみてもいいかもしれません。最後はやはり、パティスリーやマカロンで締めたくなってしまうとは思いますが!
お土産には、青山店限定のマカロンボックス(6個入り)もあるとのこと。ボックスコレクターは見逃せませんね。



ラデュレ 青山店
 住所:東京都港区南青山5-9-15
 Tel:03-6418-5325
 営業時間: 11:00〜20:00 (19:00 LO)
 定休日:不定休
 席数:サロン 60席、テラス 12席




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