© Yusuke Kagayama
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取材・文 下園 昌江 |
東京工房の外観 | モダンで美しい佇まいの売り場 |
ここ数日ですっかり気温も下がり、秋らしい気持ち良い空気を感じますね。食べたいものもさっぱりしたものから濃厚なものへと少しずつシフトしてくる時期です。
そんな中恋しくなる代表格がショコラ! 今回は、ショコラ愛好家の方々にも根強いファンの多いフランス発のショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のアフタヌーンティー「ル・グテ」をご紹介します。 |
東京工房のル・サロンは落ち着いたシックな雰囲気 |
ル・グテをいただけるのは東京工房と六本木店の「ル・サロン」。今回パナデリアが試食させていただいたのは東京工房のサロン。こちらのサロンからは工房で働くショコラティエたちの様子を眺めることができ、お菓子好きならずっと見ていられる楽しい臨場感があります。 |
© Yusuke Kagayama
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お菓子はもちろん器やカトラリーも美しく心が満たされます。 |
今回ご紹介するル・グテは、今年の夏限定の内容です。
※現在は一部メニューが秋仕様に変更しています。
焼き菓子を中心に、スコーンやタルトレット、シュー、ボンボン・ショコラなど、小さくて愛らしいお菓子が並び、どれから食べようか迷ってしまうほど。 |
全部で10種類のお菓子が揃います。 ・タルトレット・ショコラ/フランボワーズ ・シュー・シャンティ・オ・カフェ・エ・キャラメル ・マドレーヌ・ヴァニーユ ・マカロン・ピスターシュ ・スコーン・ア・ロランジュ ・サブレ・ブルトン・ショコラ ・フリアンディーズ3種(人気商品のロック、ボンボン・ショコラ、ドラジェ、 キャラメルのうち3種をご用意) ・クープ・アグリューム・マント ほとんどのお菓子にショコラが使用されていますが、それぞれ風味や味の出し方が異なるので飽きることなく最後まで楽しめます。 |
写真奥 タルトレット・ショコラ/フランボワーズ |
特に印象的だったのは、「タルトレット・ショコラ/フランボワーズ」。 1oほどのごく薄いタルト生地にフランボワーズのジャムとル・ショコラ・アラン・デュカスブレンド(カカオ分75%)のクリームを合わせています。 タルト生地が薄いため、口に入れるとはかなく砕けてその後ショコラのクリームが溶けていきフランボワーズジャムの酸味と合わさって口の中でマリアージュが完成されます。 まるでレストランデセールのような繊細な香りと食感にうっとりします。 |
オレンジとアーモンド香るスコーン・ア・ロランジュ |
そして、アフタヌーンティー定番のスコーンですが、ル・ショコラ・アラン・デュカスのスコーンは一味違うタイプ。 しっとり上品なくちどけのスコーンはオレンジピール入り。表面にマカロンのような甘い生地をのせているので甘く香ばしい風味がプラスされます。 そのままでも美味しいですが、オレンジのマーマレードとココナッツのプラリネを添えていただくとまた違った印象になります。オレンジのマーマレードは、かなり甘さを抑えた味で、オレンジそのものの爽やかな風味やほろ苦さを楽しめます。またココナッツのプラリネはザラッとした質感の中にココナッツの甘い香りとプラリネのコクが合わさった贅沢な味わい。自家製プラリネならではの風味の良さが秀逸です。 |
© Yusuke Kagayama
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現在提供されている秋メニューのル・グテ |
今回ご紹介したメニューは、夏限定のもので9月末から秋メニューに変更しています。タルトレットがショコラとノワゼット(ヘーゼルナッツ)の組み合わせになったり、デザートが栗を使用したものになったりと、より甘さやコクのある秋らしい食材へとシフトしてこちらも非常に魅力的な内容です。
秋も深まりお菓子がより美味しく感じるこの季節、ショコラの美味しさを様々な形で表現したル・グテを楽しんでみませんか。 |
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