取材・文 下園 昌江  


「ゴディバ」といえば、もう日本でもお馴染みの人気チョコレートブランドですね。ベルギーで誕生したゴディバは今年で90周年を迎えます。それを記念して90周年記念限定コレクションの発表と、トークショーが行われました。
トークショーでは、ゴディバジャパン株式会社代表取締役社長の「ジェローム・シュシャン」氏と女優の真矢ミキさんが登場しました。
真矢ミキさんは、宝塚の差し入れには必ずゴディバの「グラン・プラス」というチョコレートボックスを使っていることや、台詞を覚える前にはチョコレートを食べて集中力を高めていることなど、チョコレートにまつわるエピソードで盛り上がりました。

チョコレートの話で盛り上がります


ところで、「ゴディバ」という名前にはある女性の名前が由来するのをご存知でしょうか?
トークショーの中で、ジェローム・シュシャン氏が説明してくれました。
イギリスの伝説「Lady Godiva レディ・ゴディバ」をご存知でしょうか?
レディ・ゴディバは、11世紀のイギリスの伯爵夫人の名前です。その伯爵が民衆に高い税金を払わせて民衆は苦しい生活をしていたので、それを不憫に思った夫人がもう少し税金を少なくして欲しいとお願いしました。すると、伯爵は「お前が裸で馬にまたがって町の隅々まで乗り回したら、お前の要求を叶えよう」と言いました。そうしたところ、レディ・ゴディバはそれを実行したというのです。その際民衆はレディ・ゴディバに敬意を払って、その姿を見ないように窓を閉めたそうです。(ただ1人だけのぞき見をしたという男の伝説もあります)
ゴディバ創業者のドラップス氏は、このレディ・ゴディバ伝説に感銘を受けてそれまでの「ドラップス」というブランド名を1945年「ゴディバ」に改名しました。

そう、いつもなんとなく見ていたゴディバのシンボルは、そのレディ・ゴディバの伝説を元にしたものだったのですね。

「ゴディバ」のブランド名はレディ・ゴディバの伝説に由来


和やかなトークショーが続く中、突然サプライズが!
ゴディバ ジャパンのシェフ「ヤニック・シュヴォロー」氏が登場し、なんと真矢ミキさんのために作ったチョコレートのピエスモンテをプレゼントしたのです。
真矢ミキさんは今年でデビュー35周年を迎えるということで、それをお祝いしてのサプライズギフトでした。
これには真矢ミキさんもビックリ。そしてとても美しく繊細なチョコレートを見て目が輝いていました。

大きな箱の中から登場したのは…


美しいチョコレートに真矢ミキさんもビックリ


宝塚時代に薔薇を育てていたことや、女優になってからドラマの脚本で疑問があるときには脚本家に電話をしていたことなどのエピソードを聞いたヤニック氏が、「薔薇」と「電話」をモチーフにしたチョコレートのピエスモンテ(工芸菓子)をこの日のために作ったのです。
「まるで生花の様な美しさですね、花びらに雫もありますし」と、嬉しそうにチョコレートを眺める真矢ミキさん。

薔薇と電話をモチーフにしたチョコレートのピエスモンテ

左からジェローム・シュシャン氏、真矢ミキさん、ヤニック・シュヴォロー氏


実は、こんなサプライズが真矢ミキさんだけではなく、皆さんにも訪れる可能性があるんですよ!今年90周年の節目を迎えるゴディバから、感謝の気持ちを込めて、合計90名に90周年の特別なゴディバをプレゼンする企画があります。
また、応募された方の中から抽選で9名に、世界に5人しかいないゴディバのシェフ・ショコラティエが特別なチョコレートを創作・プレゼントします。ぜひ応募してみてはいかがでしょうか!

<「GODIVA Anniversary Chocolatier」キャンペーン概要>
 www.godiva-anniversary-chocolatier.com
  サイトは、3/16(水)AM10時より公開。


トークショーが行われたベルギー王国大使館では、ゴディバの歴史を感じる写真の展示がありました。
ゴディバの創業者「ドラップス夫妻」や、最初にベルギー・ブリュッセルに建てられたチョコレート工場や工房の中の様子など非常に興味深いものでした。




最後に展示されていた初代シェフ・ショコラティエ ピエール・ドラップス氏の写真に添えられていた言葉がとても印象的でしたので紹介したいと思います。『私はチョコレートから生まれた…チョコレートに魅了され、チョコレートという芸術に人生のすべてをささげた。私の人生は素晴らしい夢そのものでした』
創業した1920年代はヨーロッパやアメリカは非常に花開いた時代だと思いますが、その後戦争もありましたので、きっと順風満帆とはいえない時代だったとは思うのですが、それでも夢を感じさせてくれるチョコレートに魅了され、そこに全てをかけ悔いのない人生を送られたのだとそう感じました。今年は90周年ということですが、こうやって節目節目に初代の想いを改めて知り、それについて考えることはとても大切ですね。またこの想いを現在のゴディバが受け継ぎ、人々が幸せになれるチョコレートづくりを続けていくのだろうと感じます。






<ゴディバ90周年記念限定コレクション>
ゴディバでは90周年を記念し、様々な限定コレクションを発表します。パッケージデザインを手掛けたのはベルギー出身のアーティスト「オリ・ビー氏」。花火を思わせる躍動感あるデザインが90周年をお祝いする歓喜のムードが伝わってきますね。


【ゴールドコレクション アニベルセル】
ゴディバの歩んできた歴史や伝統、クラフトマンシップを象徴する9種類のチョコレートアソートメント。

■価格 9粒入り3,240円、18粒入6,480円
■発売日 2016年3月16日(水)〜12月31日(土)


【ビスキュイ】
まろやかでコクのあるチョコレートと相性のよいビスキュイのコンビネーション。

■価格 23枚入2,700円、36枚入3,888円
■発売日 2016年3月16日(水)〜12月中旬


【ラズベリー&ローズクッキー】
ラズベリーホワイトチョコレートをピンクのラングドシャ生地でサンドしたクッキー。華やかにトッピングしたローズチップのほんのりとした優雅な香りが洗練された味わい。

■価格 ラズベリー&ローズクッキー 5枚入 561円
ラズベリー&ローズクッキー アソートメント(アソートメントにはホワイトチョコレートクッキーが入ります) 8枚入り1,188円、18枚入2160円
■発売日 2016年3月16日(水)〜9月30日(金)



【ゴディバソフトクリーム】
(左)ホワイトチョコレートラズべリー&ローズ
(中央)ダブルチョコレートラズべリー&ローズ
(右)ミックスチョコレートラズべリー&ローズ
ダブルチョコレートの深みのあるコクやホワイトチョコレートのバニラの優しい甘みが、それぞれラズベリー&ローズと絶妙なハーモニーを奏でるソフトクリーム。

■価格 510円
■発売日 2016年3月16日(水)〜9月30日(金)


【ショコリキサー ホワイトチョコレートラズベリー&ローズ】
甘酸っぱいラズベリー&ローズソースを使った爽やかな味わいのショコリキサー。ゴディバのホワイトチョコレートの甘みと、ラズベリーのフルーティーな酸味が広がり、ほのかなローズの香りが贅沢な気分を高めてくれます。

■価格 600円
■発売日 2016年3月16日(水)〜9月30日(金)


表示価格はすべて消費税込です





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