取材・文 佐々木 千恵美  



ベルギーのチョコレートブランド、ゴディバが日本国内に初となる「GODIVA café Tokyo」を、2020年11月26日にオープンしました。
場所は東京駅八重洲中央口地下1階、飲食店が集まるグランルーフ フロント内。駅改札口に向かう通りに、ブルーグレイのロゴが見えるのですぐに分かると思います。

カジュアルで上質な雰囲気をと、カフェはショップとは違うカラーのロゴに。


曲線を多用した明るい店内で、まず目に入るのはおしゃれで上質な椅子。「Elevating my Everyday ちょっと特別な毎日を届けるカフェ」というコンセプトのもと、気分があがる上質感を漂わせつつ、日常使いできるカジュアルさを意識した空間デザインとのことですが、5つのデザインの椅子はデンマークを代表するブランド「FRITZ HANSEN (フリッツ ハンセン)」を採用。よく見るとゴディバのロゴが描かれています。


広い間口がとられた店内はGODIVAのルーツを感じさせるモダンヨーロピアンをベースに、都会に馴染むハイセンスさをミックス。


勘の鋭い方ならお気づきでしょうか? 2012年ゴディバのバレンタイン限定チョコレートパッケージのデザインを手がけたのはアジョン氏でした。8年の時を経ての再コラボレーションが、新しい形で実現したのですね。
背もたれのあるソファのおひとり様席、ペア席、電源付きの席もあります。自宅と仕事、学校などとの間のサードプレイスとして、いつもと違う刺激を受けつつ日常使いできる心地よさを、ゴディバの世界観とともに感じとれる空間、それがゴディバカフェなのです。


FRITZ HANSEN ハイメ・アジョン氏デザインの頭まで背もたれの付いたチェアでくつろげるおひとり様席。

こちらは背もたれにGODIVAのロゴ入り。


気分をあげてくれるのは椅子ばかりではありません。これまでのチョコレート物販と日本で15年の歴史を持つ人気チョコレートドリンク「ショコリキサー」に加え、「GODIVA café Tokyo」のためのオリジナルドリンクやフードメニューが豊富なことに驚きます。


ドリンクのメニューだけでも種類豊富。


看板メニューのカカオドリンクは、エキストラダーク、ダークチョコ、ミルクチョコの3種類から選べる仕組み。カカオソーダは、チョコレートとソーダを合わせ、レモンを添えた酸味と泡が爽やかな冷たいドリンク。
ロンドンラテは、スミスティーメーカーのアールグレイティーにハーブをミックスした濃厚でスパイシーなミルクティー。コーヒーはコーヒーハンター Jose.川島良彰さんのブランド、ミカフェートとコラボしたチョコレートに合うブレンド。朝昼晩と楽しめるカフェとして、ノンカフェインドリンクやアルコール類もオンリストされています。


ドリンクメニューの数々。カカオドリンクに使われるチョコレートはカフェのためのオリジナルだそう。ドリンクの中にはGODIVAチョコレートが1つ添えられるものも。テイクアウトも可能。

オリジナルブレンドのコーヒーは豆、粉ともに鮮度の保たれるボトル入りで販売もあり。


チョコレートとコーヒーのペアリングも体験できる。


これらのドリンクには専用のマシンが採用されていますが、中でも今回カカオドリンクのために導入したのがミツバチプロダクツの「インフィニミックス」。高温スチームで溶かしたチョコレートを内蔵された撹拌羽根とブレンダー孔が短時間で液体と乳化させ、非常に滑らかなチョコレートドリンクに仕上げてくれます。日本にまだあまりない精巧なマシンで繊細な口当たりのチョコレートドリンクを体感できます。


カカオドリンクをきめ細かく乳化する「インフィニミックス」。


フードメニューとして注目は、カカオニブやカカオパルプを使ったお料理。ジャーに入ったカラフルな野菜やメインディッシュは選ぶのも楽しいですね。スターシェフとのコラボメニューも気になります。


カカオニブを使ったトゥルーオージービーフと根菜のカカオシチュー(手前)。

カカオパルプのトムヤム風スープ(左)など、カカオパルプを使ったフードも。


それから小さ目のクロワッサンをワッフルアイロンでプレスしたクロッフルは食事系からスイーツまで4種類が揃います。軽食に、ティータイムに、お土産に、オリジナルの箱入りで差し入れなんて気が利くアイテムになりそうです。


クロッフル食事系(左)とスイーツ系(右)。焼きたては外側パリっと、中はもっちり。クロッフルはオープン直後からお客様に好評だそう。


クロッフル用ボックス。GODIVAのブティックとはひと味違うカジュアルなカフェらしい世界観を表現したGODIVA café オリジナルのパッケージ。


忘れてならないのが世界に5人しかいないGODIVAシェフ、ヤニック・シュヴォロー氏考案のシェフズコレクション。イートインオンリーの「ムースショコラ」は、シンプルながら口溶けなめらか。甘さよりチョコレートのフレーバーを感じる、これぞフレッシュなゴディバの味わいなんですね。今後「チョコレートマフィン」「チョコレートシフォンケーキ」「チョコレートテリーヌ」など、シェフズコレクションは随時新しいメニューに刷新していくとのこと。通う理由ができてしまいますね。


シェフズコレクションの「ムースショコラ」はここでしか食べられない。


GODIVA caféは、2025年までに約50店舗の出店を目指しているそうなので、あなたの町の近くにも出来るかもしれません。みなさんもGODIVA caféでHappinessなひと時を過ごせますように。

営業時間、メニューなど詳しくは下記公式webサイトまたはInstagramをご覧ください。



GODIVA café Tokyo

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1JR東京駅構内地下1階 グランルーフ
   フロント内
グランルーフ フロントへの地図は下記をご参照ください。
 https://www.tokyoinfo.com/shop/item/granroof_map.jpg
 電話:03-6810-0750
 営業時間:8:00〜22:00
 定休日:無休(施設に準じる)

URL:https://www.godiva.co.jp/cafe/g
Instagram:https://www.instagram.com/godivacafe_jp/




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