取材・文 佐々木 千恵美  


東京・世田谷で洋菓子店として1998年に産声をあげたラ・テール。
今でこそ珍しくありませんが、創業当初から国産小麦を使った商品を展開したり、フルーツや野菜など、全国の生産者さんたちと力を合わせておいしく安心なお菓子やパン作りをされてきたパイオニア的なお店なんですね。当時、国産小麦をパンにすることは、粉の性質、プロセスなど、あらゆる面でとても苦労があったそうです。

それから20年以上経って、2017年には北海道美瑛町に「フェルム ラ・テール 美瑛」をオープン。北海道産の小麦やジャージー牛乳をはじめとする、大地の恵みを生かしたパンやお菓子作りに注力してきたラ・テールが、今回人気の自然派ドーナッツをアップデート。
これまで小麦粉にブレンドしていた玄米粉を、道産じゃがいも「インカのめざめ」に替えて、道産小麦「キタノカオリ」、道産ジャージー牛乳、道産はちみつ、道産てんさい糖など、可能な限り道産素材にこだわり作り上げた「ポテドーナッツ」が誕生。9月1日(火)より、東京都内の6店舗で販売開始となりました。

魅力は驚くほどのもちもち感とふんわりの持続。生地にインカのめざめを加えることで保水性が上がり、従来よりも老化が遅く、おいしさがキープされるようになりました。
作りたては皮もカリッと、中はふわもち。歯切れもよく口の中ではさらっとなくなります。ほどよい塩味とともにインカのめざめの風味もかすかに感じられ、北海道、おいしいなぁと唸ってしまいますよ。

「ポテドーナッツ」は、指で押さえてみてもふわもち感に驚き!


ラインナップは7種類。お砂糖を塗したプレーンをはじめ、ナチュラルな色使いの見た目も楽しいフィリング入りが6種類。いずれも北海道をイメージしたフレイバーで、いちご、お豆、りんご等、道産素材がふんだんに使われています。

栗のようにほくほく、黄金色で人気のインカのめざめは、まだまだ日本では希少品種。ベージュ色の生地はインカのめざめ由来のナチュラルな色なんですって。


お昼にはひよこ豆のカレー、朝食やおやつにスイーツ系と、あれこれ選ぶのも楽しいラ・テールのポテドーナッツ。ぜひ一度おためしください。

「ポテドーナッツ」は7種類。プレーンと丸形のひよこ豆のカレー以外、断面を見ると、リング状の生地にフィリングがきれいに入っている。ジャムなどゆるいフィリングを巻き込むのは熟練のなせる業!


プレーン:195円(税込)
インカのめざめをはじめとする北海道の素材のおいしさが詰まったドーナッツ。お砂糖でシンプルに仕上げました。

ひよこ豆のカレー:238円(税込)
ひよこ豆入りのカレードーナッツ。野菜と牛肉をじっくりコトコト煮込んだルーがフレークを塗した生地にたっぷり。

北海道いちご:346円(税込)
北海道産苺ジャムを包み苺感たっぷりの甘酸っぱいチョコレートで仕上げた見た目も味わいも贅沢な一品

キャラメルチョコ:281円(税込)
キャラメル風味のブロンドチョコレートを包み、トップにもブロンドチョコレートとミルクチョコレートをコーティング。甘めのキャラメルテイストが好きな方にはたまりません。

チーズケーキ:281円(税込)
チーズケーキをイメージした爽やかなテイスト。包んであるのはレモンピールのきいたクリームチーズ。真っ白いコーティングはマスカルポーネチーズ風味のホワイトチョコレート。ケーキ感の高さでも大満足ですよ。

あんドーナッツ:270円(税込)
北海道美瑛産の粒あんをたっぷり包みました。表面には美瑛産の彩り4種類のお豆をトッピングし、ほうじ茶フォンダンをあしらった、美瑛テイスト満載のひと味違うあんドーナッツ。

北海道りんご(季節限定):260円(税込)
北海道りんごジャムを包み、シナモン風味のフォンダンにローストしたアーモンドをトッピング。


ポテドーナッツを開発担当した後藤さん。生地の配合、色々なフィリングを試作して完成させた7種類。個人的にお気に入りはチーズケーキだそう。



「ポテドーナッツ」お取り扱い予定店舗 (2020年9月1日(火)より販売)
ブーランジェリー ラ・テール 本店(世田谷 三宿)
ブーランジェリー ラ・テール 二子玉川東急フードショー
ブーランジェリー ラ・テール アトレ吉祥寺店
ブーランジェリー ラ・テール エキュートサウス品川店(JR品川駅構内)
ブーランジェリー ラ・テール 京葉ストリート店(JR東京駅構内)
フェルム ラ・テール 美瑛 コレド室町テラス店


株式会社ラ・テール

 総合ホームページ :https://www.laterre.com/




Panaderia TOPへ戻る