取材・文 佐々木 千恵美  



現代フランス菓子の父、ガストン・ルノートル氏によって創業されたフランス最高峰のメゾンのひとつ「LENÔTRE<ルノートル>」が、日本に再上陸して5周年間近となる2023年クリスマスのコレクションが発表されました。

今年は7月にイートイン併設の東京旗艦店、11月9日にルミネ立川店がオープンするなど、話題も多い年となりました。

2023年のコレクションNoël au pays de la gourmandise(=グルマンディーズの国のノエル)を彩るのは「モダン バロック」と評される作品で知られるフランス人アーティスト、Michaël Cailloux(ミカエル・カイユ)氏の描くLENÔTRE<ルノートル>を代表するお菓子の数々と、愛らしい動物たち。眺めているだけでしあわせな気持ちになります。



ガストン・ルノートル氏から受け継いだフィロソフィーに沿って生み出された日本のための新作と、2019年の再上陸当時、センセーションを巻き起こしたケーキ「トゥール・エッフェル・ヴォリュテ」がブッシュ仕立てで登場。また、日本が誇る柑橘、柚子を使用したシュトーレンも日本のための特別なレシピで用意されます。フランスの柚子使い、きっとひと味違う華やかさがあるのでしょうね。



   新作 フレーズ&フルール・ドランジェ・ドゥ・ノエル  ¥5,940



イチゴ、ホワイトチョコレート、ヴァニラ風味マスカルポーネクリーム、オレンジフラワー風味ババロワ、イチゴジュレ、アーモンド・ビスキュイ、アーモンド・クルスティヤン
サイズ:直径14p×高さ4p(デコレーションは含まず)


オレンジフラワーウォーターとイチゴを贅沢に使った2023年の新作です。雪の結晶を模ったホワイトチョコレートとイチゴの赤、ふんだんに入れたヴァニラの種が華やかな雰囲気を醸し出します。

味わいはババロワのオレンジフラワーウォーターの香りがふわりと異国情緒を誘い、アーモンド・ビスキュイ、食感軽やかなアーモンドプラリネのチョコレートの香ばしさと甘酸っぱいイチゴのジュレのハーモニーが、ノエルに浮き立つ気持ちを表現しているかのようです。


   銀座三越限定 ブッシュ・ヴォリュト  ¥6,480



ホワイトチョコレート、ミルクチョコレート、キャラメル・チョコレート・クリーム、ノワゼット・キャラメリゼ、ミルクチョコレート・クリーム、ミルクチョコレート・ガナッシュ、ビスキュイ・ジョコンド・カカオ、ビスキュイ・ショコラ・サンファリーヌ、キャラメル・クリーム、チョコレート・クルスティヤン
サイズ:幅9p×長さ17p×高さ3p(デコレーションは含まず)


2019年の銀座三越再上陸に合わせて限定販売された「トゥール・エッフェル・ヴォリュテ」が、5周年を控えたノエルのためにブッシュに仕立てられました。チョコレートとキャラメルが重層的で繊細なバランスを奏でます。
すべて食べられる素材のエレガントなデコレーションが木の幹のようにも見えます。キャラメル、ヘーゼルナッツとの組み合わせもチョコレート好きにはたまりません。


   シュトーレン  ¥2,916(税別 ¥2,700)(銀座三越店限定)


ドライレーズン、アーモンドスライス、オレンジピール、グレープフルーツピール、柚子ピール

2023年クリスマスの新作シュトーレンは、日本限定の柚子入りで登場。(LENÔTRE<ルノートル>の伝統的なレシピでは、柚子ではなくレモンを使用していました。)

アーモンドパウダーとバターにすりおろしたレモンゼストを合わせたリッチながら爽やかさもある生地に、柚子、オレンジ、グレープフルーツ、ドライレーズンを混ぜ込んだシュトーレンは、しっとりした食感と、果物の織りなす豊かな味わい。クリスマスまでのカウントダウンが楽しみな一品です。



クリスマスケーキの予約は直接店舗にて受付となります。
予約状況、受付&受け取り期間など、詳しくは下記店舗にお問い合わせください。

店舗情報

ルノートル東京
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 1F
TEL:03-6551-2850
営業時間:11:00〜21:00(日祝は〜20:00)

銀座三越店
 住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越B2F
 TEL:03-3562-1111(銀座三越大代表)
 営業時間:10:00〜20:00 銀座三越の営業時間に準ずる。

ルミネ立川店
 住所:東京都立川市曙町2-1-1 ルミネ立川 1F
 TEL:042-512-9777
 営業時間:10:00〜20:00 ルミネ立川の営業時間に準ずる。


LENÔTRE<ルノートル>

URL: www.lenotrejp.com/ (Japon) / www.lenotre.com/ (France)

@lenotrejp
@lenotre(France)
#ルノートル #lenotre




2023年ノエルコレクションアーティスト
ミカエル・カイユ

  老若男女を魅了する、美食の喜びでいっぱいの陽気でカラフルな世界。
メゾン・ルノートルとともにクリスマスシーズンを祝うため、ミカエル・カイユは動物たちと美食が織りなす魔法の世界へと私たちを誘います。

チェス盤の上で、クリスマスは魅惑的なゲームのように展開し、目と舌の両方に、めくるめく美食の世界を提供します。

ルイス・キャロルの「不思議の国」を彷彿とさせる、腕時計をしたウサギは、お祭りが間近に迫っていることを思わせます。
カイユは、有名なフイユ・ドトンヌやサントノレなど、メゾン・ルノートルを象徴するケーキをフェルトペンで丁寧に描きました。ヒイラギの葉、ヤドリギ。クリスマスの花々、ロリポップやキャンディなどの甘い喜び…。

美食の国への招待状です!



ガストン・ルノートルの遺志を継ぐクリエーション・ディレクター
ギー・クレンザー

  フランス アルザス地方出身。
15年間ルノートルのクリエイティブ・ディレクターを務めており、M.O.F.(フランス国家最優秀職人章、日本の人間国宝に相当)をシャルキュトリー・トレトゥール、キュイジニエと、ふたつの部門で獲得しています。
ガストン・ルノートルの後継者にふさわしいこのシェフは、チームワークを得意とし、ノウハウの継承に不可欠な篤い志と厳しさを兼ね備えています。




LA MAISON LENÔTRE

パリ最高峰のメゾンのひとつ、LENÔTRE<ルノートル>。
日本の人間国宝に値するM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を授与されたシェフ達が、素材を厳選。創業者ガストン・ルノートルの信念を守り続け、丁寧につくりあげる独自の製法を引き継ぎながら、革新性も大切にし、進化し続けています。
グルメに精通したパリの人々に今もなお愛され続け、日本の皆様にも日常の中の「贅沢」と「幸せな時間」を、大胆かつM.O.F.としての責任と誇りを持ってお届けし、暮らしの歓びを広げます。



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