取材・文 佐々木 千恵美  


日本橋三越の2018年バレンタインコレクションの概要が発表されました。今年のテーマは‘sweet treat〜甘いご褒美〜’。

「自分に、誰かに、特別なキモチを伝えるチョコレートは、まさに‘treat(ご褒美・おもてなし)’にぴったりなアイテム」

会期は1月24日(水)から2月14日(水)までの3週間ですが、1月29日(月)までの前半は<ショコラセレクション>として新館7階の催事会場で約12ブランドが、1月31日(水)からの後半は<スイーツコレクション>として本館7階の催事会場で約110ブランドが集結。

注目の初上陸、初登場ブランド、いつものお店の限定品、作りたてを味わえるイートインありと、お楽しみが盛りだくさん。

早速いくつか気になるブランドをサブテーマごとにピックアップしてご紹介しましょう。


センスが伝わる「アートなチョコレート」

箱根にある<岡田美術館チョコレート>を、毎年楽しみにしているファンもいるのでは? ミュージアムショップでしか買えないアートなショコラが、今回も日本橋三越にやってきます。岡田美術館専属三浦直樹マスターショコラティエのセンス溢れるフレーバーと表面の緻密な色彩表現が一体となったチョコレート。今年の新作は、深川の料亭の二階座敷を舞台に、芸者や飲食の用意をする26人もの女性たちを子供や猫とともに描いた喜多川歌麿の最高傑作「深川の雪」をモチーフにした2段重ねの箱入り8粒。白トリュフ×南瓜、ゴルゴンゾーラチーズ×ベーコンチップ、柚子×フレッシュバジル等、和の素材あり、食事前のちょっとしたおつまみのようなフレーバーもあり、まさに食べる芸術です。

<岡田美術館チョコレート>の『歌麿・深川の雪』8粒入り。一部絵柄の上に銀粉が散りばめられ、繊細な手仕事にうっとり。食べると素材の味わいにおどろきます。


世界の注目チョコレート

24歳の若さで自らのショコラトリーを興したベルギーの新進気鋭イースク・へイニンク氏の<イースク>が日本初上陸。パッションフルーツ、ユズとマンゴーなど、フルーツのゼリーとチョコレートの2層仕立てになったショコラは華やかな味わい。

<イースク>の「セレクション6」。シンプルな見た目ながら味わいは華やか。パッケージの紅白色が新鮮。


<green bean to bar CHOCOLATE>は、カカオ豆から約45日かけて1枚のチョコレートを作る日本発のチョコレート専門店。「チョコレートバー NIHOMBASHI」は日本橋限定のタブレット。ドミニカ共和国産カカオ豆のチョコレートにドライラズベリーとカカオニブをトッピングしたフルーティーな味わいの後で力強いカカオの余韻が楽しめます。

<green bean to bar CHOCOLATE>の「チョコレートバー NIHOMBASHI」。パッケージは椿をあしらった日本橋三越限定のオリジナルデザイン。


さまざまな素材とチョコレートのマリアージュ

生チョコレートで有名な<シルスマリア>から、今年は「ソラリス生チョコレート」が日本橋三越本店で先行販売されます。山梨県産甲州種のぶどうをマンズワインが醸造し、10年以上熟成させた白ワインを、ホワイトチョコレートで極上の口どけに仕立てた一品。鼻腔からふわっと抜けるアロマに心くすぐられます。

<シルスマリア>の「ソラリス生チョコレート」18粒入り。ワインの木箱を思わせるパッケージ入り。


海外で活躍する日本人ショコラティエの拠点はフランスだけじゃない。オーストラリア西部、パースに本拠を置く中村有希さんが手がける<Nakamura Chocolate>からは「オーストラリアンセレクション」が初登場。デビットソンプラム&栗、フィンガーライム&ココナッツ等、原住民アボリジニと交流を続けていく中で知った伝統食材をチョコレートに融合させた「オーストラリアンセレクション」は、未知の世界を味わいたい人におすすめ。

<Nakamura Chocolate>の「オーストラリアンセレクション」6個入り。世界にはまだまだ知らない食文化がたくさんあることを教えてくれる。


チョコレートを通じて特別な体験を

ゲーム感覚で楽しめるのが<日本味覚協会>による「味覚検定チョコNORMAL」。甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つの味の成分を混ぜ込んだチョコレートが1つずつ入っているので、食べ比べして味覚力チェックができるというもの。全問正解率は10%というハードルをあなたはクリアできるでしょうか!? 本館7階の「はじまりのカフェ」では2月4日、こちらを用いて味覚セミナーを開催するので、興味がある方は参加されてみては。

<日本味覚協会>の「味覚検定チョコNORMAL」10個入り。カフェインやクエン酸など、五味の成分を添加したチョコレートを当てる。みなで少しずつ分ければ楽しみながら味覚チェックができる。

もちろんSNS映えするチョコレートもたくさん登場。チョコレートもパッケージデザインも、今年はさらにフォトジェニックに。

<フランクケストナー>の「タブレット・ミルティーユ」。星空のように煌めくブルーベリー味のタブレット。こちらは数量限定のためお早めに。


また日本橋三越本店では1月24日〜2月14日の会期中、2018年バレンタイン限定フォトスポットが登場。なんと、同百貨店の象徴、ライオン像がダンディにおめかししてみなさんをお迎えします。
さらに、2月11、12日の2日間限定で、ライオン像の前で撮影された各日先着100名さまに「フラワーバレンタイン×日本橋三越本店 ライオンポストカード」と生花1輪をプレゼント。チョコレートは女性から男性へ、男性から女性には花束を送って記念撮影なんてシーンが生まれそうです。

写真はイメージです  
バレンタインはダンディに着飾ったライオン像に、会いに行かなければ!


チョコレートもお花もフォトも楽しめる日本橋三越本店のバレンタインに、ぜひお運びください。


会期は2018年1月24日(水)〜2月14日(水)1月30日(火)は催物会場閉場
 ショコラセレクション 1月24日(水)〜1月29日(月)
 スイーツコレクション 1月31日(水)〜2月14日(水)
 インターネット販売は〜2月3日(土)午前10時

詳しくは公式サイトを参照ください。
 http://www.mitsukoshiguide.jp/Valentine/index.html
オンラインショップ
 www.mitsukoshi.co.jp/vt




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