取材・文 佐々木 千恵美  


晴天率が高く果物栽培に適した地から「晴れの国」と称される岡山県。
白桃といえば岡山、マスカットといえば岡山と日本全国にその名を知られる「くだもの王国」ですが、冬から春にかけて旬となる果物、それこそみんなの大好きな苺の生産が少なく、1年を通じて首都圏に果物を届けたいと考えた岡山県は、全国に自慢できる岡山苺のブランド作りに取り組みました。

スタートは2018年4月。「岡山県いちごブランド戦略検討会議」を設立し、販売戦略、マーケティング、テスト販売などを行ってきました。

それから約1年半後の2019年12月18日、岡山のブランド苺「晴苺」(はれいちご)がデビュー。縦縞苺のロゴとともに岡山市内のホテルにてお披露目されました。
「晴れの国」にちなんだネーミングの「晴苺」。その特徴は真っ赤な大粒、糖度の高さと甘さをひきたてる適度な酸味を持ち合わせた理想的な味覚バランス。



「晴苺」。これぞザ・苺!といった桃やベリーの香りで、ほどよい固さで噛むと瑞々しく、味の濃さを感じる。

「晴苺」のロゴマーク。晴苺は、コンセプトにふさわしい品種を、生産者の高い栽培技術と統一の栽培マニュアルに基づき生産した苺とのこと。現段階では「おいCベリー」を採用しています。今後は独自の品種を生み出すべく研究を進めているとのこと。

デビューしたての「晴苺」はまだ出荷量が少なく関東ではなかなか見かけることができませんが、2月6日〜3月14日までの苺が美味しい期間に、「晴苺」を使ったパフェ、スイーツ、フルーツサンドが都内3店舗でそれぞれ期間をずらし、期間&数量限定で登場します。


第1弾 2月6日(木)〜2月16日(日)の11日間 (終了しました)
新橋のアンテナショップ、とっとり・おかやま新橋館2階の「ビストロカフェももてなし家」にて、『晴苺パフェ』(1,680円・税込)が1日20食限定で登場。

岡山県の安富(やすとみ)牧場産のアイスクリームと、自家製の「晴苺」ソースをヨーグルトムース、スポンジケーキ、グラノーラと合わせ、「晴苺」を6粒前後、たっぷり使ったぜいたくなパフェです。

ビストロカフェももてなし家 『晴苺パフェ』(1,680円・税込)

とっとり・おかやま新橋館
(東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス2階)
 http://www.torioka.com/


第2弾 2月21日(金)〜2月27日(木)の6日間 (24日は休店日)
目黒のパティスリー「L'atelier MOTOZO(ラトリエ モトゾー)」からは『晴苺パイ』(518円・税込)が、1日10個で限定販売されます。
イタリア菓子の巨匠・藤田統三シェフが手掛ける『晴苺パイ』は、イタリア仕込みの塩味の効いたパイ生地に、サクラ風味のアーモンドクリームと「晴苺」を重ねて焼き上げた逸品です。
この焼き込みパイのために、お菓子としてバランスを取るためあえて小粒の「晴苺」を使い、苺で桜の花を表現。春の開花を待つこの季節にぴったりのスイーツとなりました。

L'atelier MOTOZO(ラトリエ モトゾー) 『晴苺パイ』(518円・税込)

L'atelier MOTOZO(ラトリエ モトゾー)
 http://motozo.tokyo/


第3弾 3月9日(月)〜14日(土)の6日間
1952年創業、日本橋茅場町の老舗果物店「イマノフルーツファクトリー」からはフルーツサンドとして『晴苺サンド』(850円・税込)が、1日30食限定で登場します。
こちらは大粒の「晴苺」をたっぷり使い存在感のある見た目。果物屋ならではの果物が主役のサンドイッチです。

イマノフルーツファクトリー 『晴苺サンド』(850円・税込)

イマノフルーツファクトリー
 http://imanofruits.pepper.jp/


この機会にぜひ、デビューほやほやの岡山「晴苺」をスイーツで味わってみませんか?


2月5日に行われた「晴苺」お披露目会にて。岡山県副知事 菊池善信氏(左)とフレッシュおかやまキャンペーンスタッフ 廣谷楓さん(右)






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