2005年6月6日、2006年に開催される第3回WPTC(製菓のワールドカップ)の日本チーム披露レセプションが行われました。会場となった帝国ホテルに現れたのは3名の日本代表、WPTCジャパンオフィスメンバーや協賛企業の方々。代表選手選出のために3月30日に行われた予選の模様やWPTCの詳細についてはこちらをご覧ください。
http://www.panaderia.co.jp/event_report/wptc/index.html



まずは代表の加藤信さんからご挨拶が



レセプションは代表の加藤信さん(二葉製菓学校長)の挨拶で始まりました。

「WPTCはパティシエたちが日ごろの成果を発揮し、技術を高めあうという貴重な体験ができる場所。私たち製菓業界やサポートしてくださる企業の方たちが一丸となって選手たちを盛り上げていきたいと思います」

製菓のワールドカップといえば真っ先に思い浮かべるのがフランスで開催されるクープ・ドゥ・モンドではないでしょうか。今回3回目となるWPTCは歴史も浅く、知名度はまだそれ程高くありません。しかし、将来的にはクープ・ド・モンドと肩を並べる大会にしたい、そんな意気込みが感じられます。


WPTC本線は3人一組のチーム戦になります。予選で選出されたのはサロン・ド・テ スリジエの和泉光一さんと氷川会館の林正明さん。2名とも各種コンクールでの実績を高く評価されている実力派です。そして3人目の選手は、先の代表2名と事務局との協議によって選出されたパンパシフィックホテル横浜の武藤修司さん。武藤さんは飴細工に定評があり、前回の2004年WPTCに出場した経験の持ち主です。


2度目の挑戦となる武藤修司さん


普段はなかなか見ることのできないスーツ姿の代表選手たちが参加者の前で優勝を誓い合いました。2度目の出場となる武藤さんは 「前回はいろいろトラブルがあり結果を残せず悔しい思いをしたので、今回は笑顔で帰国したい」 とのコメントを。実は前回の大会で、日本チームは税関で全ての機材や材料を止められてしまうというアクシデントに見舞われたのです。その結果、全ての機材と材料を現地アメリカで買い集めるという苦労を味わったとのこと。再チャレンジとなる来年の大会にかける熱い想いがひしひしと伝わってきました。 そして林さんは「武藤さんという経験豊富な心強い味方がいるので、いろいろ相談していきたい」、チームリーダーの和泉さんからは「必ず優勝して帰ってきます!」と頼もしい宣誓のことばが飛び出しました。



豊富を語る代表選手たち


第1回目の代表選手、
望月完次朗さんからのご挨拶も


WPTCの本選は2006年7月にアメリカで開催される予定です。選手たちはこれから1年以上もの間準備していくことになります。今後ジャパンオフィスでは、選手たちの練習風景や本選に出品する作品なども紹介していきたいとのこと。本選に向けてますます盛り上がりを見せることになりそうです。1年後の成果を期待しましょう!

追ってパナデリアでも、代表選手にスポットを当てて詳しくご紹介できればと思っていますので、お楽しみに。



おまけ:会場にはこんなお料理も