数多くのレストランが参加し、フランス料理になじみのない人から日常的に親しんでいる人までが楽しめるイベント、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」。
 決められた期間中、参加した店には、ランチもディナーもお得なコースが用意されています。
たくさんのお客様にフランス料理を身近に楽しんでもらおうという趣旨のこのイベントも今年で5回目。すっかり定着し、どの店に予約しようかと、毎年リストを見ながら楽しみにしている方も少なくないのでは。なんといっても、北は北海道から南は沖縄まで、参加しているフランス料理店は500店以上あるのだから!

さて、開催を知らせる案内状に書かれていた今年のテーマは「グランシェフのOSUMITSUKI」というものでした。
OSUMITSUK……、お墨付き……、グランシェフのお墨付き? 一体なにがお墨付きなの?
そんな疑問を解決すべく、フランス大使館で開催された「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2015」プレス発表会に行ってきました!


会は、シティカードジャパン株式会社代表取締役社長のオスカー・J・マンジニ氏の「5周年を迎え、連続してタイトルスポンサーをつとめられることは、ダイニングシーンから始まったダイナースカードとして非常に嬉しい」という言葉からスタート。

続いて、フランスから来日しているアラン・デュカス氏が挨拶をしました。デュカス氏は、日本のこのイベントの先駆けとなっている、フランスの「トゥス・オ・レストラン(皆でレストランに行こう)」というイベントの立役者でもあるのです。
「フランス料理は敷居の高いものではなく、誰でも食べられるということを知ってほしい。また、日本において、地方にもおいしいフランス料理店がたくさんある。大御所シェフ(グランシェフ)から若手、伝統から進化と、フランス料理の奥深さやフランス料理界の厚みを、このイベントを通し、様々な形で皆さんに見せて行きたいと思う」

オスカー・J・マンジニ氏(左)とアラン・デュカス(右)


事務局長をつとめるファブリス・ルノー氏からは、「フランスレストランウイーク」への参加店舗が5年間でぐんぐん増え、お客さんにも大好評なこと、そして近年、地方の店も頑張っているので、今後はぜひそちらにも足を運んでもらいたいということなどのお話がありました。もちろん、イベントの詳しい説明や、「グランシェフのOSUMITSUKI」についての詳細も!


まず、開催日時や予約などをお知らせします

開催2015年9月26日(土)〜10月11日(日)の16日間
予約開始9月16日(水)10時より
ダイナースクラブ会員は9月10日(木)10時より
ランチ2,215円、ディナー5,000円(税サ込)



そして、「グランシェフのOSUMITSUKI」について。
日本を5つのエリアに分け、それぞれのエリアで一名のグランシェフが指名されます。たとえば九州では、フランス料理界を語る上で外せない大御所シェフ、上柿元勝氏。関西では幅広く活躍する「神戸北野のホテル」の山口浩氏といった具合です(東京エリアのみ、シェフではなく駐日フランス大使であるティエリー・ダナ氏になっています)。
このグランシェフが、担当のエリアの中から若手のシェフ5名を推薦。彼らがグランシェフのOSUMITSUKIを得たシェフとなって、イベントなどで活躍するというわけなのです。 また、アラン・デュカス氏による、フランスで活躍する日本人シェフ一名の指名もありました。日本のシェフ同様に、OSUMITSUKIシェフとしてイベントに参加します。
パレスホテルで行われるガラディナーや、ミーレ・センター表参道での限定サロンなど、地方やフランスのOSUMITSUKIシェフの味を東京で楽しめる機会も用意されています。

グランシェフ 上柿元勝氏 グランシェフ 山口浩氏

会場にはグランシェフ全員と、各エリアからのOSUMITSUKIシェフ1名がかけつけていて、意気込みを語ってくれました。
「九州には5人だけでなくもっとたくさんの頑張っているシェフがいます。みなさん、ぜひ九州に来てください」と熱く語った上柿元氏や、「フランス料理は人を幸せにする。三方を海で囲まれたこの場所から何ができるかチャレンジしたい」と語った青森・八戸のOSUMITSUKIシェフ「ビストロ ポ・デタン」の三浦祐紀氏。「食の大切さ、食べる楽しみをたくさんの人々に伝えたい」という東京・麻布十番のOSUMITSUKIシェフ「カラペティ・バトゥバ!」の佐藤了氏。

OSUMITSUKIシェフ 三浦祐紀氏 OSUMITSUKIシェフ 佐藤了氏

フランス料理を志す若手育成も目標に掲げるこのイベント。今年は、若手、そして地方も今まで以上に脚光を浴びそうです。ちなみにアラン・デュカス氏からのOSUMITSUKIシェフには、パリにある「レ・ザンファン・ルージュ」のオーナーシェフ篠塚大氏が選ばれました。北海道出身で、2014年には「パリの最高ビストロ賞」を受賞しているという実力派です。

駐日フランス大使であるティエリー・ダナ氏からも、「皆さまにとってフランス料理の多様性を知り、若き料理人たちの多いなる才能に出会う機会となりますように」との言葉が。

駐日フランス大使 ティエリー・ダナ氏

引き続いたレセプションでは、東京の5名のOSUMITSUKIシェフが料理を作って参加者に振る舞ってくれました。さすがはOSUMITSUKIだけあり、どこも美味しく、若手らしい意欲を感じる味ばかり!

日本橋「ラ・ボンヌ・ターブル」
仲村和成シェフ


ブルーベリーとバニラ香るカボチャのパイ包み焼き(左) スイカのブランマンジェ、甘酒の泡、ベゴニア、ラベンダー(右)


赤坂「ライラ レストラン」
成清毅シェフ


和牛のトリプルコンソメ


麻布十番「カラペティ・バドゥバ!」
佐藤了シェフ


仔ウサギのバロティーヌ ココナッツとレモングラス


目黒「モルソー」
秋元さくらシェフ


フォアグラのテリーヌ 梅のマーマレードと淡雪で(左) 鶏胸肉のムースリーヌ 焦がしバターのソース(奥) 冬瓜のカネロニズワイガニと白イカのオレンジ風味(右)


青山「アンド エクレ」(2015年7月16日オープン)
オリヴィエ・ロドリゲスシェフ
甲殻類のカルダモンジュレ、貝、キュウリのクーリ


冷製ラタトゥイユ、赤ピーマンのムースバジルのクーリ
ウズラ卵のポシェ マスタードシード風味のシリアルとスイートオニオンのクーリ




レセプション会場では、アラン・デュカス氏に料理の説明をするOSUMITSUKIシェフの姿も

和気あいあいとした雰囲気の中、レセプションは続きます


9月なんてまだまだ先、と思うところですが、案外あっという間に来てしまいそう。まずは予約の日を忘れないようにカレンダーにチェックを入れ、以下のアドレスからOSUMITSUKIシェフについてや、その他たくさんの参加店の情報、ガラディナーやミーレ・センター表参道で開催される限定レストランの詳細など、抜かりなく予習したいところです。 もちろん、ダイナース会員の方には、優先予約のほか、食前酒のサービスなど特典もありますので、そちらのチェックもお忘れなく。


ダイナースクラブ
フランス レストランウィーク2015 公式サイト
www.francerestaurantweek.com




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