![]() |
取材・文 佐々木 千恵美 |
昨年12月5日、あの成田一世シェフのスイーツとパンが食べられるお店がオープンしました。 麻布十番駅から商店街を歩いて3、4分。左に曲がりすぐの左手に「Scene」の看板が見えたらそこが「Scene KAZUTOSHI NARITA」(シーン カズトシ ナリタ)。 |
![]() |
スタイリッシュなお店の看板 |
自身の名の前につくSceneとは、これまで世界中のお客様のシーンに支えられてきた仕事と、これからの物作り、お客様との出会い一つ一つにもシーンがあり、この場所を通して数々のシーンを生み出し提供したいとの想い“全てのシーンの為に”をコンセプトに冠した店名だそう。 |
![]() |
成田一世氏。イタリア・フィレンツェの三つ星「エノテカ・ピンキオーリ」ニューヨークのラトリエ・ド・ジョエル・ロブションなど数々の名店でシェフ・パティシエを歴任。2005年にパン・スイーツ専門で米ニューヨーク・タイムズ紙「Best of New York」に選ばれ、2017年にはベストアジア50にてパティシエ賞を受賞する。 |
そのシーンを演出するスイーツやパンたちを、シェフ・パティシエ成田一世氏と共に盛り上げるのが現在都内に数店舗を構える人気店トリュフベーカリーの立ち上げチーム。求めるおいしさの再現をするために、パン部門を支えるパートナーに駒場東大前の「ル・ルソール」の清水宣光氏を立て、チームでScene KAZUTOSHI NARITAのパンを創り上げていくとのこと。成田氏の代表作、プティバゲット、ブリオッシュの他、清水氏によるパンを20種類〜30種類程度で展開するとのこと。どんなラインナップになるのか楽しみですね。 |
![]() |
世界のロブション(ガストロミー)のみで提供される成田シェフの代表作「プティバゲット」。 |
店舗ビルの黒い枠塗りのドアを開け、一歩踏み入れると深いブルーのショーケースとエレガントなライティング、内装にハッとため息。向かって左側が生菓子、右側にパンと焼き菓子が並びます。 |
![]() |
店内の様子。手前が生菓子のショーケース。 |
![]() | ![]() |
|
|
また、今の時期はチョコレートをメインに展開。成田シェフのチョコレートであると同時に、今年はパリから帰国中の「パトリックロジェ」スーシェフである山内大輔氏と、成田シェフのコラボレーションチョコレートが実現。 見た目の派手さより内面から湧き出る美しさ、砂糖を極力使わず素材本来の甘みと旨みで、チョコレートとフレーバーの絶妙なマリアージュを奏で、テクスチャーを表現した特別なボンボンショコラはバレンタイン仕様の新パッケージで登場しています。 ※そのため小さな生菓子はお休み中です。 |
![]() | ![]() |
|
|
成田シェフといえば何といっても世界の一流レストランで培ったアラミニッツのデセール。お店の奥にあるカウンタースタイルのイートインスペースで、シェフのデセールを提供できるよう今は準備をすすめているそう。この世の中の状況ですぐには難しくても、今年中にオープンすることを願うばかり。みなさんもきっと心待ちにしているはずです。 |
![]() |
オープンする時を待つカウンターサロン。お酒とのペアリングも楽しめる予定。 |
お店のオープンから2か月あまり。営業日や商品のことなど、最新情報はインスタグラムなどでチェックしてください。 |
|
![]() | Panaderia TOPへ戻る |