取材・文 佐々木 千恵美  


外苑いちょう並木沿いにニューヨーク発のファインカジュアルなハンバーガーを求め、長蛇の列が話題となったShake Shack(シェイクシャック)が、早いもので、今年11月に上陸5周年を迎えます。

「モダンなバーガースタンド」をコンセプトに、ルーツである高級レストラングループのホスピタリティとハイクオリティな食事へのこだわりを継承しながら、新鮮でシンプルかつ手ごろな価格のメニューを提供。そのクオリティとワクワク感、気軽さが幅広い人々の支持を得て、今や国内に12店舗を構えるまでになりました。


今から5年前に日本初上陸した外苑いちょう並木店。11月には見事な黄葉がみられるでしょう。

エントランスにグリーンのブランドマークと自転車がおしゃれ。


ファンならご存知かもしれませんが、シェイクシャックは周年記念としてこれまで3回、日本の著名な料理人とコラボレーションし、1日限定400個の特別なハンバーガーを日本1号店て゛ある外苑いちょう並木店で提供するイベントを行ってきました。

1周年には日本料理店『傳』の店主、長谷川在佑氏とコラボレーションし、赤みそや山椒など和のエッセンスを盛り込んだ「DEN Shack (デン シャック)」。
https://www.instagram.com/p/BMQDa1EhzoC/

2周年には「カラシビ 味噌 らー麺 鬼金棒」の店主三浦正和氏と、「KARASHIBI Burger(カラシビ バーガー)」を。
https://www.instagram.com/p/BbMOb_RjSVp/

そして、4周年を記念したのは、六本木のベーカリーカフェ「ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー」や西麻布のミシュラン二つ星フレンチレストラン「レフェルヴェソンス」を運営する生江 史伸氏とのコラボレーション。日本の秋をテーマに、「ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー」が特別開発したビーツを生地に練り込んだブリオッシュバンズに、チキンフライ、舞茸、柚子胡椒を組み合わせた「bricolage Chick'n(ブリコラージュ チキン)」。
https://www.instagram.com/p/B4XBCM4FvTF/

いずれも完売、大盛況のうちに終了したそうです。

そして今年もニューヨークから、メニュー開発ディレクターのマーク・ロザッティ氏が来日し、節目の5周年を限定バーガーで祝うはずでしたが、新型コロナウィルスの影響でそれはかなわないことに。
しかし悪いことばかりではありません。5周年記念のために、マーク氏はうま味をテーマに日本をイメージしたスペシャルなレシピを考案してくれました。それが「オータムマイタケバーガー」です。
ビーフパティに国産マイタケとシイタケのフライを合わせ、赤みそを使ったオリジナルマヨソース、チーズ、シソ、香ばしさがアクセントとなるゴマ、海苔をトッピング。ひと口頬張れば、きのこの香りと食感、ビーフパティとの爆発的なうま味にうーん、唸らされます。

聞けばニューヨークでは近年、日本食のうま味がブームで、マイタケやシイタケはニューヨーカーたちに秋の旬、うま味食材として人気なんだとか。そこで欧米でハンバーガーにトッピングするうま味といえばマッシュルームが定番のところを、マーク氏は日本らしく和のキノコを合わせることに。さらに和のハーブであるシソや、海苔、ごまを合わせ、シェイクシャックらしいユニークな発想の一品となりました。


オータムマイタケバーガー

もちっとした食感のオリジナルのポテトバンズも癖になる、ここにしかない美味しさとボリューム。キノコは香りうま味にこだわり国産を使用、各店舗で丁寧に仕込まれている。
販売期間:2020年9月30日(水)〜11月3日(火)※最終日が変更になる場合があります。
販売価格:シングル 960円+tax / ダブル 1,260円+tax
販売店舗:日本国内11店舗(東京ドーム店以外の販売となります)


さらに、これまでは1日限り、外苑いちょう並木店だけの限られた人への提供だった周年限定バーガーが、約1か月の期間、国内11店舗(東京ドーム店以外)で食べられるのだからうれしいじゃないですか!?

人気のオリジナルレモネードにマンダリンピューレをミックスし、シソを漬け込んだ新感覚の「マンダリンシソレモネード」も同時発売されます。「オータムマイタケバーガー」とあわせてこの機会にぜひ、秋のうま味を堪能ください。


マンダリンシソレモネード

マンダリン(みかん)とシソが日本をイメージさせる爽やかな甘酸っぱいドリンク。
販売期間:2020年9月30日(水)〜11月3日(火)※最終日が変更になる場合があります。
販売価格:520円+tax
販売店舗:日本国内11店舗(東京ドーム店以外の販売となります)


Shake Shack Inc. メニュー開発ディレクター マーク・ロザッティ

コネチカット州出身。2003年にニューヨークを代表するレストラン「グラマシー タバーン」を経験したのち、2007年にシェイクシャック1号店であるマディソン スクエアパーク店のマネージャーを務め、2008年にはマネージャーとしてアッパーウェストサイド店のオープンに携わる。
常にキッチンで新しいレシピ作りに熱中していたマークは、2010年にシェイクシャックの料理開発マネージャーに任命され、現在はメニュー開発ディレクターとしてシェイクシャックのメニューを監修。シンプル且つ洗練されたメニューを開発し賞賛を受けながらも、常に努力を惜しまず、最高のカジュアルレストランの更なる可能性を模索し続けている。彼の考案したレシピは長年にわたってシェイクシャックの定番メニューとなり、世界中で愛されている。



シェイクシャック
 https://www.shakeshack.jp/




panaderia topへ戻る