取材・文 佐々木 千恵美  


通勤通学、旅の出発&到着駅としてにぎわうJR東京駅。その改札内の商業施設グランスタに7月10日、千葉県松戸市にあるパンの名店「Zopf(ツオップ)」のカレーパン専門店がオープンしました。

Zopfといえばパン好きの間では知らない人はいないほど。400種類以上のアイテムから、毎日300種類のパンが焼かれ、店内に出されたそばから売れていく行列必須店。朝食時間からたくさんのパンメニューが楽しめる2階のカフェも遠方からわざわざ訪れる客がいるくらい有名です。


Zopf カレーパン専門店を前にした伊原シェフ。
町のパン屋の息子として育ち、18歳で他店パン屋に入り修行、1986年より家業に復帰し、父親の元で製パン技術を学ぶ。代替わりを機に店名を「Zopf」に変更、大きな窓をなくす思い切った店舗デザインやパンの種類を増やし、「パン好きの聖地」と呼ばれる人気のパン屋へ。現在はカフェ経営やパン職人の養成も力をいれている。

「Zopf」本店。千葉県・松戸市にある全国からお客さまが訪れるベーカリー。並ぶパンは多国籍で、アイテムは400以上。毎日300種類のパンを焼き、だしている。


たくさんの種類あるパンの中で1日に700個ほど売れ、不動の一番人気を誇るのがツオップ オリジナルカレーパン。粗めのパン粉をつけて長時間じっくり揚げるため、噛むとガリっと力強い皮ともっちり甘めの生地にスパイシーな特製カレーがマッチ。一見昔からあるような、それでいて他にない味わいが惹きつけるのでしょう。手に取るとずっしり、ひとつでしっかり満足感があります。

揚げ色もしっかり濃い目のツオップ オリジナル カレーパン


そのツオップ オリジナル カレーパンを、揚げたてで買えるお店が Zopfカレーパン専門店。ガラス越しにフライヤーで揚げている作業が見えるから、どうしたって引き寄せられます!

牛肉をたっぷり使い、玉ねぎ、人参、きのこといった野菜と十数種類のスパイスで煮込んだオリジナルのカレーは、日本風のとろりとしたカレーをなめらかでスパイシーにした独特の美味しさ。これがガリっと力強いパンの食感を一層印象付けてくれます。1個食べればお腹いっぱい。でもまた食べたいと思わせる記憶が刻み込まれる感じです。

店内で時間をかけてカリッと揚げる。


揚げたてのツオップ オリジナル カレーパンは1つから買えますが、ご家族や親しい人へのお土産には、4個詰め合わせの箱入りはいかがでしょうか。これならたくさん買っても潰れる心配なく持ち歩きできそうですね。

本店にはない箱入り。4個詰め合わせは1296円(税込)

手のひらくらいの大きさで1個324円(税込)


東京駅という移動拠点を活かし、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に向けたJR東日本による現在進行中の「東京駅北通路周辺整備」。その一環としての新たな商業エリアの開発で、店舗数約70ショップ・店舗面積約6,300uの規模を予定されているそうです。Zopfカレーパン専門店は先行開業第二弾のなかの1店。八重洲中央口から地下1階、銀の鈴待ち合わせ場所のある通りを丸の内方向に向かう途中の右側にあります。何もなかった昔の通路を知る人には、ちょっとした商業施設になっていることに驚かされます。そして広い駅構内のグランスタを歩いているとパン屋さんがデパ地下よりも多いことに気づきます。聞けば今のところパンの専門店は7店あるそう。昨年は「デイジイ東京」のオープンを紹介しましたね。これはもう'東京駅でパン屋めぐり'なんて楽しみ方もありじゃないですか!

Zopfカレーパン専門店は地下1階、銀の鈴待ち合わせ場所近くにある。



Zopfカレーパン専門店
営業時間 : 月〜土・祝日 8:00〜22:00 日・連休最終日の祝日 8:00〜21:00
所在地 : 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅 地下1階改札内「グランスタ」
TEL:03-5220-5950

Zopf
 http://zopf.jp

Zopfカレーパン専門店
 https://www.tokyoinfo.com/shop/mall/gransta/zopf.html



panaderia topへ戻る