青空に灯台の白が映える


Biarritz(ビアリッツ)は、大西洋ビスケー湾に面したフランスバスク有数の観光地です。
私たちが訪れた日は幸運にも晴れて、美しい青空と海を眺めることができました。


以前は宮殿だったホテル


ビスケー湾を望む美しい光景

ビアリッツの街の入り口あたりで、美しいお城の様な建物を発見!これは、ナポレオン3世が妻のために建てた宮殿です。現在は「オテル・デュ・パレ」という名でホテルとして使われています。宮殿の雰囲気を味わいながらビスケー湾の眺めを楽しめるなんてとても贅沢ですね。

そして、ビアリッツはサーフィンに適したスポットで、シーズンになるとヨーロッパ各地からサーファーが集まるそうです。きっと一度はビアリッツで波に乗りたい!と思っているサーファーも多いのでしょうね。私たちは海は見るだけとして、早速街歩きをはじめます。


ビアリッツの街並み。楽しそうに過ごす観光客でにぎわう


ビアリッツの街並みは、美しく整備され落ち着いた雰囲気です。多くの観光客らしい人々が街歩きを楽しんでいました。海と太陽に恵まれ、街ではショッピングも楽しめるビアリッツでゆっくりバカンスを過ごせたとしたら最高だなぁ、と感じる過ごしやすい街でした。


ビアリッツのパティスリー

私たちはほんの数時間の滞在。早速自由時間にパティスリーを探します。
そうすると、見つけました!茶色いテントで一見目立たないのですが、パティスリーと書いてあります。


ベレー帽の形を模した、ユニークなチョコレートケーキ


早速店内に入ると、ずらっと並ぶベレ・バスク。
バスクはベレー帽が有名で、その帽子の形をイメージしたチョコレートのお菓子です。
こんなにたくさん並ぶ光景は初めてなので、わぁ!と興奮して早速購入しました。
中はプレーンのスポンジに濃厚なチョコレートクリーム。ごくごくシンプルなチョコレートケーキでしたが、力強い味わいでした。

コーヒー味のクラシックなケーキ おしゃれなデザインのケーキボックス


そしてもう1つ買ったのは、こんなクラシックなケーキ。ダックワーズの様な生地にコーヒーのバタークリームをサンドしたお菓子です。窓付きの可愛らしい箱もとても印象的です。このお店、訪れた当初は何も知らずに行ったのですが、1872年創業のパティスリーMiremont(ミルモン)というお店です。店内はエレガントかつクラシックな雰囲気でサロンもあるので、ぜひ時間があれば。次回はサロンでゆっくりお菓子を頂きたいものです。

ブルーのテントが目印のアンリエ


バスクの名物菓子トゥーロン

そして、ビアリッツでもう1軒有名なお店がHenriet(アンリエ)です。こちらはチョコレートが有名ですが、生菓子、焼き菓子、アイス、コンフィズリーも豊富に揃っています。 青いテントがビアリッツらしい美しいカラーです。
店内に入ると、早速バスク名物の「トゥーロン」を発見。アーモンドと砂糖が主原料のお菓子です。薄くスライスしたものや一口サイズのカラフルなものもあり、日持ちするのでお土産にピッタリです。

四角にカットされたガトー・バスク スリーズのガトー・バスクとカヌレ


こちらのガトー・バスクは珍しく四角にカットされたもの!チョコレートとプレーンがありました。スリーズ(さくらんぼ)は丸く作られ、その隣にはバスクに近いボルドーの銘菓カヌレも並んでいます。

お砂糖と果物で作るフリュイ・コンフィ アーモンドたっぷりの南仏のお菓子カリソン


コンフィズリーも豊富で、色とりどりの美しいフリュイ・コンフィとプロヴァンスの郷土菓子カリソンもありました。
店内はそれほど広くはないのですが、とにかくお菓子の種類が豊富で、あれこれ目移りしてしまう素敵なお店です。

ビアリッツではほかに素敵なバスクリネンのショップや美味しそうなレストランもあちこちにありましたが今回は駆け足でめぐったので、またゆっくりと時間をかけて周りたい街の1つです。


Miremont(ミルモン)
http://www.miremon t-biarritz.fr/en/

Henriet(アンリエ)
 http://chocolaterie-henriet.com/






バスク・目次に戻る