東京、自由が丘に始まり、今や日本全国で活躍する辻口博啓さん。故郷、石川県七尾に美術館とカフェを兼ねた、辻口博啓美術館をオープンさせたのは記憶に新しいところですが、今度は金沢市内にある金沢県立美術館内に「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」の2号店がオープンしました。(オープン前日のプレスカンファレンスのようすはこちら)
それぞれのブランドごとに商品を使い分ける辻口さんですが、「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」の大きなテーマとなっているのが地産地消。自然を間近に感じられるモダンな店内に、“加賀棒茶”や“活地気米”など、地元、金沢や石川の素材を使ったケーキやヴィエノワズリーが並びます。さらに注目は「コンセプト-G」。なんと店内に茶室を設け、丁寧に入れた極上の玉露と一緒にアシェットデセールと楽しめるようになっているのです(要予約)。
すぐ近くには日本屈指の名勝地である兼六園、という立地の良さも魅力。古都金沢に流れる新しい風を感じに、さっそく訪れてみてはいかがでしょうか?(2008.11)



ヴォーグ  
\550

ふわっと軽いムースフロマージュの中から現れるのは、能登ワインを使ったイチジクのコンポート。ヴァンショーを思わせるスパイス感の強い味わいですが、食感のやわらかさとチーズのまろやかな酸味が全体を包み、心地よい余韻を残します。しょうがの香りも爽やか。

セルノワ
\550

能登半島、珠洲市で500年前から続く“揚げ浜式製法”で作られた天然塩を使用。丸みのある塩の味わいが、キャラメルクリームのほろ苦さをやさしく引き締めています。パリパリとしたヌガーと、その下のクレームショコラノワゼットが加わるとより濃厚な味わいに。
リ・カッチキ
\500

輪島産の発芽玄米「活地気米」を使った一品。少し固めに炊いたお米が所々にのぞき、プチツとした口当たりが楽しめます。ミルクのやさしい味にアプリコットの甘酸っぱさが加わり、爽やかな味わい。
セゾン・ド・ガトー
\500

能登のクリームをたっぷり使ったケーキ。乳の香りとコクがしっかりあり、やさしい甘みが口の中にやさしく広がります。セイアグリー卵を使ったジェノワーズはフワフワッとやわらかく、口どけの良いもの。ジェノワーズの間のパティシエールが、軽さに程よいコクを与えています。
加賀棒茶ロール
\420

口に近づけるとフワッと漂う香ばしさ!加賀名物の棒茶を生地に使ったロールです。ふんわりと軽い生地の中央に入っているのは能登大納言小豆。茶、小豆は意外にさっぱりしており、生クリーム、パティシエールと2種類のクリーム使いが味に深みを持たせています。




ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA
住所 石川県金沢市出羽町2-1石川県立美術館内
Tel076-204-6100
Fax076-204-6116
営業時間10:00〜19:00(ラストオーダー18:30)
定休日無休
アクセス 美術館公式サイトをご参照ください http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/



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