「コロンバン」の歴史は、今から80年以上も前の1924年に遡ります。創業者の門倉国輝氏は、当時まだ珍しかったフランス菓子を本格的に学ぼうと単身渡仏。そして帰国後、フランスで学んだ技術をいかし、日本人の味覚にあったお菓子を作るため、1924年東京大森に「コロンバン商店」を創業したのが始まりだそう。実は、日本で愛されつづけている“ショートケーキ”は、当時、門倉国輝氏が日本人向けにと考案したケーキなのです。
現在は、当時とほとんど変わらないレシピに基づいた定番ケーキのほか、生地やクリームに軽さを出し、甘さを控えた現代風のケーキがそれぞれに魅力を放っています。さらに、2010年5月からは、屋上で養蜂事業を開始。そのはちみつを使用した“原宿はちみつプリン”を販売するなど、新しい取り組みにも積極的です。
テイクアウトはもちろんですが、エレガントな雰囲気がただよう奥のティールームでは、都会の喧騒を忘れてスイーツを楽しむことができるのも魅力。日本とスイーツの関係、そして移り変わりを、原宿の真ん中で見つめつづけてきた「コロンバン」。そんな歴史に想いを馳せながら、ゆったりとケーキを味わってみてはいかがでしょうか?
(2010.11) 

パナデリアが行く「コロンバン“原宿はちみつ”の
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原宿はちみつ





2色のモンブラン
¥525

ちょっと懐かしい黄色と、現代風の茶色・・・。2色のマロンクリームがたっぷり飾られた、欲張りなモンブランです。さらに中には、乳脂肪のみの純生クリームに渋皮付きの栗の甘露煮が入っているという、かなり贅沢な構成。土台になっているのは、薄いチョコレートスポンジ。甘みもしっかりしています。



ショートケーキ
¥578

リッチな配合をうかがわせる黄色味の強い生地は、ふんわり、しっとり。スッとなくなってしまうような、口どけの良さが特徴です。間には、コクのある生クリームと酸味のしっかりとした苺が。昔から変わらない、日本人の大好きなおいしさです。


サバラン
¥473

シロップがほどよく染み込んだ発酵生地は、ラム酒がしっかり香り、やわらかな食感。隠し味に使っているというブランデーが香りに深みを与えているよう。中には、生クリームとフルーツが。お酒、甘み、酸味のバランスがよく、これぞ、日本のサバランという王道の味わいです。

このザラメが
ポイント!

原宿ロール
¥1,050(1本)

昨年10月の発売以来、14万本を販売したという、知る人ぞ知る、原宿店限定のロールケーキ。カステラのようなフワフワッと口どけのいい生地には、ミルク感のある生クリームがたっぷり。底の部分についたザラメが、甘みと食感のアクセントになっています。売り切れの場合もあるのでご注意を!


アイスモンブラン
¥840

ティーサロンで変わらぬ人気を誇っているのが、このアイスモンブラン。バニラアイスクリームを覆い隠すように、たっぷりとマロンクリームを絞った「コロンバン」発祥のデザートです。栗の甘露煮と生クリームが添えられているので、ちょっとしたパフェ感覚でいただけるのも魅力。ずっと変わらないで欲しい、貴重なおいしさです。






コロンバン原宿本店
住所 東京都渋谷区神宮前6-31-19
TEL 03-3400-3838
営業時間 10:00〜22:00、10:00〜20:00(日曜・祝日のみ)
定休日 なし
アクセス 東京メトロ千代田線、副都心線明治神宮前駅より徒歩2分




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