マルシェを一目見たいとはやる気持ちを押え、次に向かったのは「Richon」。ここも昔からのパティスリーですが、最近パリで修業をした息子さんが戻ってきたとのことで、町でも評判なのだそう。

ヌガティンを器に見立てたケーキ“Tasse Cafe“がおいしそうでした


全体的にケーキは大ぶりですが、独創的なスタイルのものなど、力作が目立ちます。ここでは、ちょっと珍しいグリオットチェリー入りのクロワッサンや、ベラヴェッカなどを購入しました。

上に薄くグラスをかけ、中にグリオットのコンフィチュールを入れた甘いクロワッサン

アルザス産の小麦粉「alse’pi」のマークを発見!


そして、シックな外観にグリーンのディスプレイをあしらった、上品な店構えの「Jean」に到着。大きなショーウィンドウには、ノエルのディスプレイと共に、つややかなクグロフにヴィエノワズリー、そしてケーキがずらりと並んでいます。これは、期待大!! その品揃えの多さに、どれを買ったらよいか迷っていると、すでに袋を手にしているCさんの姿が。

「このお店は、フィユテ系がおいしくて、私はここのChocolatine(パン・オ・ショコラ)が大好きなんです」

との言葉に、さっそく購入。

つややかで華のあるJeanのケーキがウィンドウを飾ります


サクッと固さがあり、甘みとコクのあるバターの香りがおいしい!気取らずにバクバクっと食べてしまいたいおいしさです。日本にも濃厚な味わいはあるけれど、この飾らない濃さはさすが。やはりバターの違いは大きそうです。
さらに、朝食を食べていないからと、ヘーゼルナッツクリームを巻き込んだPapillotteも購入。なんとも幸せに満ちた朝の始まりになりました。今日は良いことありそう!

バターの香りとコクが絶品。毎日食べたいおいしさ