おいしいケーキでくつろいだ後は、いよいよマルシェへ。おとぎの国のような街並みが私たちを呼んでいます!

“こんな素敵な場所に、どうして今まで来なかったんだろう・・・”

絵本や映画にしか存在しないと思っていたと景色に、思わずそんな疑問を抱いてしまったほど。特にこの季節は、生のモミの木を窓の縁に飾ったり、大きなサンタクロースが壁を登っていたりといったノエルのディスプレイが景観に華を添えています。日本だったらちょっと浮いてしまいそうな派手なディスプレイも、ここでは素敵に見えてしまうから不思議です。

まるでおとぎの国。今にも馬車の音が聞こえてきそうです


まずは、ヴァン・ショー(スパイス入りホットワイン)を片手にマルシェ・ド・ノエルをぶらり(詳しくはこちらをご覧下さい)。パン・デ・ピスやクグロフ、ブレデラに、ノエルのオーナメントといったものはもちろん、フォアグラや近郊のマンステールチーズ、雑貨に石鹸と様々な屋台がところ狭しと並んでいます。それに、ドイツの影響を受けてかプレッツェルもあちこちに。

数十種類ものブレデラを扱う専門店。試食させてくれます


「アルザスにはプレッツェル専門のサンドイッチ屋さんもあるんですよ。ちょっと珍しいから、行ってみませんか?」

というCさんの一言で、ランチはプレッツェルに決定!どんなものか、楽しみです。

マルシェから数分歩いた場所にある「POULAILLON」は、サンドイッチを並べたショーケースにカウンターのみというカジュアルなお店。散々迷ったあげく、ヤギのチーズとスモークハム(2.15ユーロ)と、ハム、チーズ、野菜のシンプルなサンドイッチ(2.50ユーロ)に決定。コルマールの近くで採れるという“Carola“のミネラルウォーターも一緒です。

ふっくらしたプレッツェルは新鮮なおいしさ。コルマールではポピュラーなのだそう


プレッツェルというと歯応えのあるしっかりした食感を想像しますが、これはクラム部分が多く、しっとりソフト。クラスト部分の独特の香ばしさが、ハムやチーズと良く合います。