到着したのは、美しい麦畑の景色で有名な美瑛。なだらかな丘陵地帯に畑を作っているので、茶色っぽいもの、黄色っぽいものと、1つ1つの畑がまるでパッチワークのように見えるのです。


「ドイツの郊外に似ていますね」と志賀さん


その美瑛で今ブームになっているのが、『カレーうどん』。
なんで北海道でカレーうどん??と思った方も多いはず。(何を隠そう、私もそう思っていました)
実は、このうどんは美瑛で収穫した小麦100%で作られたもの。さらに、美瑛産の香麦を使ったパン、さらに美瑛豚のトンカツとすべての食材を美瑛産にこだわった、今話題の"地産地消"への取り組みの一環なのだそうです。


この旗が目印です


そして、噂のカレーうどんが評判の『だいまる』に到着。おそば屋さんのような純和風の店を想像していたのですが、どちらかというと洋風の、小さな喫茶店のような店構え。カレーうどん専門店という訳ではなく、ラーメンや定食類も豊富で、家族連れなど地元の方たちで混みあっていました。

早速、全員が「美瑛カレーうどん」又は、「美瑛カツカレーうどん」をオーダー。どちらもつけ麺タイプで、普通の「カレーうどん」のカレーには野菜がたっぷり入り、香麦のパンも付いています。


じゃーん!これが「美瑛カツカレーうどん」
\800は絶対安い!
(パンはオプションです)


「春よ恋」と「ホロシリ」をブレンドした「香麦」のうどんは、こしが強く、もちっとした食感。太めの麺に、トロッと濃厚なカレーが絡みます。美瑛豚は肉質がとっても柔らかく、ジャガイモやアスパラなどの野菜も味が濃く、カレーに負けない存在感。
それにしても、普通の「美瑛カレーうどん(¥770)」と「美瑛カツカレーうどん(\800)」が、30円しか違わないってどういうことでしょうね?!

さて、ここで発見がありました。
メニューに当たり前のように、『ざんぎ定食』とか『ざんぎ』と書かれているのです。う〜ん、ザンゲじゃないし、ギンザでもないし・・・。皆さんは、『ざんぎ』ってご存知ですか?

「えっ!?『ざんぎ』って全国的な言葉じゃないのォ?」
と、ショックを受ける、100%どさん子の佐久間さん。実は、『ざんぎ』とは唐揚げのことを言うのだそうです。

お昼を食べたら、欠かせないのがデザート。そこで、美瑛駅前にある物産館「丘のくら」へ。ここは、美瑛産農産物の軽食コーナーや物販コーナー、さらにギャラリーなどがあり、ちょっとした休憩にぴったりのお店。美瑛は、カルビーの工場もあるほど、ジャガイモの産地としても有名な場所だけに、揚げ立てのポテトチップスやコロッケも販売されています。

甘いもの一筋のパナデリアが目指すのは、もちろんギャラリーではなくソフトクリーム。
美瑛で採れた牛乳100%のソフトクリームは、驚くほど濃厚!コンデンスミルクを思わせるミルキーさがあり、どこかに塩気が潜んでいて、塩キャラメルのような甘塩っぱい感じが後をひきます。そして、ボリュームがすごい!なんと他のお店より約40gも多いのだそうです。


「おいしー!」
味、ボリュームともに大満足です


「お腹いっぱい。もう何も入らない・・・」
お得とはいえ、ずっしり重くなってしまったお腹を抱えて車に戻ります。

そんな言葉の舌の根も乾かぬうちに、今度は立ち寄った農産物の直売所でカットメロンを注文。
みずみずしくて、甘みがあって、おいしい!まるでジュースでも飲むように、スルスルと体に入っていくから不思議です。うーん、まさに至福のひととき!


自然の恵みに感謝