ところで、シェフ田中さんとの出会いも、2010年のパナデリアにとって忘れられないものでした。詳しくは“こだわり職人”でご紹介していますが、エピソードをひとつご紹介しましょう。
ある日、「TOLO PAN TOKYO」を訪れたパナデリアスタッフY。ハラハラとした層が美しい、パイのようなパン“トウモロコシのフガス”にすっかり魅せられてしまいました。そして、トングでつかもうとしたとの瞬間、悲劇は起こりました・・・。
「あっ!」
パンはトングを離れ、床へまっしぐら。
“カシャッ”
何たるショック!なんと、下に落としてしまったのです。親切なスタッフの方が新しいものに替えてくれたのですが、生地作りの苦労談を田中さんから伺っていただけに、申し訳ない気持でいっぱいに。
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