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取材・文 佐々木 千恵美 |
お出汁や和風調味料を展開する「茅乃舎(かやのや)」ブランドで知られる福岡の久原本家(くばらほんけ)が、米糀から作る甘酒の素となるあま糀専門ブランド「久原甘糀(くばらあまこうじ)」をこの春東京に初出店。3月22日(日)、玉川高島屋S・C内にオープンしました。
「久原甘糀」は祖業の醸造を支えるこだわりの麹をテーマにした新たなブランド。あま糀を伝統に基づく新しい日本食文化の提案として発信していこうと誕生しました。昨年10月に1号店として地元福岡の「大丸福岡天神店」をオープン。今回の東京出店はそれに続く2号店となります。 「甘こうじ」という言葉を聞きなれない方もいると思いますが、いわば甘酒の素です。 「久原甘糀」のあま糀は、非常に良質な食味が特徴の九州産米ヒノヒカリと、特別な種麹「久原黄麹33」を使用して職人が丁寧に醸し、醸造所から冷凍で送りだされます。 “米糀100%”のあま糀は、必須アミノ酸。ビタミンB群、食物繊維、ブドウ糖、オリゴ糖、麦芽糖をはじめ、健康と美容にうれしい栄養素が詰まった“良い糖分”なのだそう。 |
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あま糀は乳白色、少しとろみのある液体。 |
そうと聞けば生活の中に取り入れない手はないですよね。 店内では“良い糖分と暮らしましょう”をキャッチフレーズに、あま糀の試食販売をはじめ、普段の食べ物やドリンクへの使い方と楽しみ方、お料理レシピの提案も展開していくということなので、まずは店舗に足をのばしてみてはいかがでしょうか? |
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「あま糀」 容量:400g 価格:1,242円(税込) 賞味期限:冷蔵で1か月
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まずは豆乳やコーヒー、紅茶に混ぜて、またヨーグルトやフルーツ、シリアルにそのままかけて。 お料理ではお砂糖やみりん代わりにあま糀を試してみるのがよさそうです。 Webサイトではたくさんのレシピが公開されているので参考にするのも手ですね。 |
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脳の活性化に働くブドウ糖を含むあま糀は、一日のスタートにもぴったり。 |
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フルーツに。はちみつや練乳のようにあま糀をかけて。 |
フレッシュフルーツを入れたヨーグルトにスプーン一杯入れて食べてみましたが、糀の香りが突出することなくスッと入っていく自然な甘さが心地よかったです。お味噌汁はまろやかになりました。 また、いつも焼くパンの材料にお砂糖の代用としてあま糀を使ってみたら焼き上がりにほんのり糀の香りがしてやさしい味になった気がします。 液体なので使い勝手も良いですね。 |
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あま糀を入れてあま糀味噌汁に。 |
久原甘糀のアイテムは「あま糀」の他にスイーツも2種類。
*あま糀キャラメル生 ひと口餅のような生チョコのような、長方形をした生キャラメルは、付属のピックでいただく生菓子感覚の糀スイーツ。 冷蔵庫から出したてを噛めばパート・ド・フリュイのような食感。舌でころがせば口どけなめらか。糀の上品な風味とすっきりした後味のキャラメルです。 |
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*糀ころころ 「あま糀」に食物繊維が豊富な雑穀(大麦、オーツ麦、大豆、すりごま)などを合わせ香ばしく焼き上げたひと口サイズのグラノーラ。ジップ付きのスタンドバッグ入りなので鞄に忍ばせておくもよし。小腹が空いたときのおやつにも。ザクザクと噛んで一つ約4.1gで18kcal(目安)とヘルシーなのもうれしい。 |
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なお、久原甘糀は東京(二子玉川)と福岡の2店舗で販売しています。 ぜひ東京もしくは福岡のお店でお試しになってみてください。 |
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