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取材・文 佐々木 千恵美 |
東京メトロ・九段下駅からお堀沿いに歩き、旧江戸城の田安門をくぐればそこは都心のオアシス北の丸公園。武道やライブコンサートでおなじみの日本武道館もここにあるので、何度もこのルートを通った方も大勢いらっしゃるでしょう。 その向かいに建つ休憩施設が、7月1日(金)に森林公園と共存した食事もできるカフェ「CAFÉ 33」(カフェ サーティスリー)としてリニューアルオープンしました。 |
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「CAFÉ 33」の外観。 |
フレンチビストロのブノワやイタリアンのバローロ、ピッツェリアなどを展開する「スティルフーズ」と、日本初の珈琲店を開業し創業190年の宇治茶の老舗「放香堂」、「一般財団法人国民公園協会皇居外苑」がタッグを組み、公園と歴史ある地域を尊重し、復興と地産地消にこだわった食材を積極的に取り入れたメニューで居心地の良い、憩いの場になることを目指したカフェとのこと。屋根には太陽光発電システムを設置し、一部電力にこのグリーンエネルギーを活用するなど時代に合った試みもされています。 |
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武道館の向かいにある看板。公園の無料休憩所としても使えるそう。 |
実際に訪れてみると、ワンちゃんOKのテラス席をはじめ、開放的な窓、グリーンの壁やベンチを設えた店内は公園の雰囲気そのもの。広々とした空間でとてもリラックスできます。 |
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ペット同伴ができるテラス席。 | 公園をイメージした内装。 |
奥のキッチンカウンターには、生地から自家製のローマ発祥の四角いピッツァ アル タリオや具沢山のフォカッチャサンド、パニーニ、スイーツ類が並び、どれにしようかたっぷり迷わせてくれます。母体がイタリアンやピッツェリアを数多く運営しているだけあり、どれも本格的なルックスなのも悩ましいところ。カレーやロコモコなどのご飯メニューも用意され、具材に東北エリアや東京都の野菜や卵、お米などの食材を使っているのも注目してほしいポイントです。 |
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カウンターには色とりどりのサンドイッチやピッツァ アル タリオ、スイーツが並ぶ。 |
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ピッツァ アル タリオ 5種類
![]() 1枚を20p×10pに大きくカットしたローマ発祥のピッツァ。 生地が2pくらいと厚めでふわっとした食感はテイクアウトで冷めてもおいしく食べられる。オーダーごとに温めてくれ、3つにカットしてくれるので手で持っても食べやすい。 ![]() 上から時計回りに ■ハラペーニョとサルシッチャ、2色のオリーブ ¥980 ■チョリソーとコーン、ミックスリーフ、リコッタチーズ ¥1,050 ■マルゲリータ ¥850 ■東京小松菜、ベーコン、熊本産プチトマト ¥980 ■生ハムとマッシュルーム、セルバチコのガーリック風味 ¥1,180 |
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サンドイッチ 4種類
![]() オーダーを受けてからホットプレスして温かい状態で提供される。全粒粉使用のパニーニは香ばしく、歯ごたえのある食感。野菜を大胆にカットして挟んだサンドイッチは見た目もボリュームも満足感あり。 ![]() ■チキンとモッツァレラ、バジルソースのフォカッチャサンド ¥900 ■B.L.T.フォカッチャサンド ¥900 ■ナスとミートソースのパニーニ ¥750 ■生ハムとモッツァレラのパニーニ ¥750 |
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宮城県産「コシヒカリ」を使用したご飯メニュー こだわり卵の目玉焼きとオリジナルハンバーグのロコモコ ¥1,250 |
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カプリ風チョコレートケーキ トルタ カプレーゼ | 季節のフルーツタルト | |
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ドリンクはコーヒー、ティーはもちろん、アルコール類やノンアルコールカクテル等々、朝9時から17時のどんなシーンでも楽しめるようなバラエティに富んだラインナップ。特に放香堂とコラボレーションしたこだわりのコーヒーやCAFÉ 33オリジナルドリンクは要チェック。また、イタリアンなメニューと連動してビールもイタリアの「ペローニ」を揃えています。 |
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ドリンクメニューも選ぶのに迷うくらい豊富。公園内のカフェでこれだけのラインナップは珍しいのでは!? |
全メニューがテイクアウトOKなので、森林公園を散歩しながらいただくのもよさそうです。四季折々の園内を散策しがてら、ほっと一息つける場としてご利用ください。 |
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