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取材・文 佐々木 千恵美 |
日本における本格フランス菓子店の草分け、コロンバンが4月28日、東京メトロ「明治神宮前」駅を出てすぐの明治通り沿いに「コロンバン原宿」をオープンしました。 |
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コロンバン原宿。正面の丸みを帯びた赤いテントですぐにわかります。 |
もともと原宿に1967年(昭和42年)から 2020年(令和2年)まで、53年もの間サロンを営んでいたコロンバン。ビルの屋上に養蜂箱を設置し、明治神宮や代々木公園などの花蜜を採取した「原宿はちみつ」と聞けば思い出す方も多いはず。周辺の再開発事業に伴い閉店を余儀なくされましたが、3年経った今、原宿の地に再び戻ってきたのです。長年お付き合いのあった周辺の方やファンはきっとこの日を待っていたに違いありません。 |
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奥に長い店内左側には焼き菓子が並ぶ。右側は生菓子のショーケース。 |
新しい店舗には以前のようなイートインはなくなりましたが、新しい試みやこだわりもたくさん。
「おいしさは夢のはじまり」をコンセプトに、最上級のこだわりスイーツで、笑顔が行きかう、何度でも足を運びたくなる店を目指し、これまでの人気定番に加え、旬や素材にこだわったケーキ、焼き菓子が約40アイテム揃います。 |
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季節のフルーツや素材を使った生菓子や昔からの定番バタークリームケーキ、プティガトー、アントルメ、竿ものまで人気の品が揃う。 |
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パティシエが店内で仕上げる季節のスペシャルショートケーキ。今はメロンショートケーキ(税込756円)が登場。定番の苺ショートには脂肪分45%の生クリームを使うところ、メロンの繊細な味わいを活かすため、こちらは40%のものを使用しています。 |
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左からサバラン(税込648円)、ショートケーキ(税込594円)、バタークリームのケーキ(税込540円)、モンブラン(税込648円)。 |
また、旧店舗で好評だったフレンチロースト(深煎りコーヒー)のテイクアウトや、手で持って食べ歩きできるスナック感覚のエクレアや、今まで小売りしていなかったケーク類の一人分カット売りもスタートしたので、コーヒーと合わせてちょっとしたブレイクにも使えそうです。 |
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ヴェリーヌ・ティラミスには、この深煎りコーヒーを使用。コーヒーゼリー、ほろ苦いコーヒーシロップをしみ込ませた生地にマスカルポーネクリーム、アマレット香る大人の味わい。ブランドのピックはチョコレートで中身はすべて食べられて、ロゴ入りグラスはアフターユースもできます。税込850円 |
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レトロなシュー菓子は、新店オープンとともに復活。卵多めのふんわりやさしいシュー生地は、リッチなクッキーシューが主流となった今や探すのが大変なくらいなので、かえって新鮮に映るかもしれませんね。
![]() 原宿シュークリーム(税込330円)は生クリームのみだったオリジナルから、下半分にディプロマットクリームを詰めた形に進化。シュー生地と2つのクリーム、計3つのハーモニーが、懐かしくやさしさに包まれる味わい。 ![]() 原宿エクレール(税込380円)は、生クリームたっぷり。上掛のシロップで伸ばしたカカオマスが甘みと苦みのアクセントに。 ![]() 原宿ビッシュ(税込480円)は、ワンハンドで楽しめるロングタイプのエクレア。ラングドシャ生地をのせ、パールシュガーをふりかけ焼いたサクサク食感が楽しめる生地にディプロマットショコラクリームがたっぷり。袋入りのスナッキングスタイルが今どきです。街歩きのお供にいかがですか? |
特別な日のケーキは、窓越しに見える厨房常駐のパティシエがオーダーメイドのデコレーションケーキを仕上げてくれるサービス(要予約)もあります。 |
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オーダーメイドにも対応できるのは、奥に専属のパティシエがいるから。 |
原宿はちみつが採れる養蜂場も、2020年原宿本店サロン閉店時に旧店舗の近くに無事お引越し済みとのこと。コロンバン原宿には、原宿はちみつの美味しさを味わえる人気のスイーツが揃います。 |
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原宿はちみつをカラメルソース代わりにしたプリン。アフターユースできる「WECK」社のリサイクルガラスを使用した容器入り。税込1,188円 |
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原宿はちみつプレミアムマーブルケーキ(要冷蔵品)1本税込1,512円 |
他に「原宿バウム欅」、「原宿はちみつフィナンシェ」も店頭に並びます。
伝統を継承しつつ、常に新たな試みにチャレンジしているコロンバンの新店舗。ぜひ一度立ち寄ってみてください。 |
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