![]() |
取材・文 佐々木 千恵美 |
この夏、涼をとりに行くなら、ホテルのアフタヌーンティーはいかが? 2022年7月1日(金)〜 8月31日(水)の期間、帝国ホテル 東京で提供されるのは “夏” を詰め込んだ「Summer Fruits Afternoon Tea」と、今開催中のフランスパティスリーウィーク2022と連動した東京料理長 杉本雄氏監修のデザートシリーズ「フォレノワール “Classique-Moderne”(クラシック-モデルヌ)」。 ピーチティーソーダのウエルカムティー、国産の桃やいちじく、アンズなどのフルーツを彩り良くふんだんに使ったみずみずしいスイーツと、夏の空や海を彷彿とさせるカラフルで爽やかなセイボリー、季節のフルーツを使ったグラスデザートなどが満載の、心身ともにリフレッシュできるアフタヌーンティー「Summer Fruits Afternoon Tea」は、本館17階の「インペリアルラウンジ アクア」にて提供。都心の景観を眺めながら、落ち着いたゆとりのある空間でクールダウンされてはいかがでしょう。 またアフタヌーンティーの一部を抜粋し、18時以降シャンパーニュとともに提供するイヴニングプレートが登場。普段仕事で日中に時間をとることが難しい方もこれなら楽しめますね。 |
![]() |
「Summer Fruits Afternoon Tea」 *画像は2名様分のイメージ |
![]() |
< 上段:デザート > |
◇ピーチパイ 薄くてクリスピーなパイにレモンバーベナで香りづけしたカスタードクリームとフレッシュな国産桃の組み合わせでさっぱりといただけます。 ◇ガトーフィグ フレッシュでジューシーな国産いちじくとコンフィチュールをあしらったチョコレートケーキ。 ◇アプリコット 国産あんずのムースをサブレ生地にのせ、白い花を模ったチョコレートをトッピング。中に閉じ込めたあんずのコンフィチュールはローズマリーの香りがアクセント。 ◇しそライムタルト ライムムースとジュレのきゅんとした酸味に、後からしそが爽やかに香るタルト。 ◇ココナッツムース アボカドとトロピカルフルーツのエキゾチックソースを添えたココナッツムース。ドライパイナップルとホワイトペッパーをきかせたチョコレートを飾って。 |
< 中段:セイボリー > |
◇燻製ホタテのムースに海の幸 ‥貝のエキスのブルージュレ 夏の海を思わせる青色はバタフライピーで色付けした貝の青いジュレ。燻製ホタテの白いムースとの組み合わせは海の幸のコクのある味わいです。 ◇紅ズワイ蟹と夏野菜のカクテルサラダ アンチョビを効かせたマヨネーズであえた紅ズワイ蟹やとびっこ、枝豆、ヤングコーンの煌びやかなサラダを、トマトの泡で閉じ込めたサラダは、ザクザク、シャキッと食感も心地よく旨味もたっぷり。 ◇ガスパチョと透き通ったトマトの冷製2色スープ 上は夏野菜と押し麦を添えたガスパチョ。下はトマトのジュレ。赤と黄緑の色味がきれいな2層のスープ。 |
< 下段:セイボリー > |
◇粗挽きソーセージのグリルにパイナップルのサルサ・ヴェルデ 〜トルティーヤのスタイルで〜 ジューシーでボリューミーなソーセージの上の、ケチャップ、イエローマスタード、バジルの3色ソースがカラフルなトルティーヤ。別添えの甘酸っぱいサルサ・ヴェルデがクセになります。 ◇ブリオッシュ シトロン レモンとライムの皮とバターを練りこんで焼き上げた層の美しいブリオッシュ。レモン風味のグラサージュ、レモンピールのトッピングが爽やかで、軽い口当たりです。 ◇プレーンスコーン ココナッツをふりかけたホワイトチョコレートをのせたプレーンのスコーン。 |
※メニュー内容は変更となる場合があります。また、天候等により仕入れ状況が変わる可能性があります。 |
途中、その時に一番美味しい旬の国産フルーツを使ったグラスデザートは、ノンアルコールのスパークリングワインを目の前で注いで完成させるのでサプライズ感があります。 |
![]() |
プレス向け試食発表会でサービスされたグラスデザートは桃とフランボワーズの組み合わせでした。泡物にはテンションが上がりますね! |
|
Summer Fruits Evening Plateは、18時以降にシャンパーニュと共にでいただける大人のアフタヌーンティーセット。夕暮れから夜景にかけてのひとときをぜひ。 |
![]() |
Summer Fruits Evening Plate イメージ(試食発表会にて)
デザート: ■ピーチパイ ■ガトーフィグ ■マンゴーのシャーベット ![]() セイボリー: ■燻製ホタテのムースに海の幸…貝のエキスのブルージュレ ■紅ズワイ蟹と夏野菜のカクテルサラダ ■ガスパチョと透き通ったトマトの冷製2色スープ ■粗挽きソーセージのグリルにパイナップルのサルサ・ヴェルデ 〜トルティーヤのスタイルで〜 ■ブリオッシュ シトロン |
|
帝国ホテル 東京のスイーツでもうひとつ楽しみなのが、2020年春から始まった杉本雄東京料理長プロデュースの季節の果物で贈るデザートシリーズ。これまでもマカロンやサントノレなど、フランス伝統菓子を現代風に再構築して、スイーツラバーを驚きと感動で心つかんできましたが、7月1日からは第7弾「フォレノワール “Classique-Moderne”」が登場しました。 |
![]() |
「フォレノワール "Classique-Moderne"」 ※盛り付けイメージ画像 |
![]() |
帝国ホテル 東京料理長 杉本雄氏 |
画像からは想像がつきませんが、これはチョコレートとキルシュ酒、チェリーを使ったフランスで愛される伝統菓子「フォレノワール」を「ミルフィーユ」に再構築した一品。
ちょうど7月1日から1か月間、「フランスパティスリーウィーク2022」が開催されるのに合わせて、テーマであるミルフィーユをどう表現するか、帝国ホテルにはスタンダードなミルフィーユもありますが、せっかくなら特別な作品を作ろうと考え、2つの伝統菓子の魅力を併せ持つ大人のガトーに仕立てたそうです。 杉本氏のこだわりはパイ生地にもあります。パイは織り込む回数で通常750〜760くらい層ができるところをあえて450〜500層くらいにおさえ、層をしっかり見えるようにしたこと。さらに通常横に見える層を90度異なる縦方向にスライスし、層が上から見える ‘うなぎパイ’ を薄くしたような、フラットでつやのあるきれいな筒状にして焼きあげているのです。しかもフォレノワールですからカカオ入りです。 良く見ると少し斜めのコイル状なので、通常のミルフィーユとは舌触りやテクスチャーが違い、ザクザクとしっかりとした食感。2つの違ったパイの食感が味わえるよう通常通り焼いたパイのテクスチャーも残したいことから、中にカカオスポンジやクリームと共に詰めてしまったというのだから半端ではないこだわりです。 カカオスポンジ生地にキルシュ酒を染みこませ、クリームとダークチェリーのコンフィチュール、チョコレートを組み立てたクリスピーでしっとり、甘酸っぱくてほろ苦い、風味も食感も複雑な大人のフォレノワール×ミルフィーユになっています。 お皿にダークチェリーのコンフィチュール、マスカルポーネベースのクリーム、バニラアイスなどを添えたデセールはコーヒーまたは紅茶とセットで本館1階ランデブーラウンジ・バーにていただくことができますが、フランスパティスリーウィーク2022開催の7月中はガルガンチュワでも単品でテイクアウトが出来ます。イベントのミルフィーユ食べ歩きにも加えてみてくださいね。 |
![]() |
ランデブーラウンジ・バーとガルガンチュワでは提供期間が異なるのでお気を付けください。 |
|
![]() | Panaderia TOPへ戻る |