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取材・文 下園 昌江 |
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エクゼクティブ シェフ パティシエ コ永純司氏 |
パティスリーの国際大会をはじめ様々なコンクールで活躍するエクゼクティブ シェフ パティシエのコ永純司氏のケーキが評判を呼んでいるホテル インターコンチネンタル 東京ベイ。コ永シェフのケーキは、その美しさはもちろん、軽やかで繊細な味わいが魅力です。今年のクリスマスケーキ発表会では、個性的な4種類のクリスマスケーキが登場しました。 |
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クリスマスショートケーキ |
まずは、毎年人気のクリスマスショートケーキ。コ永シェフのショートケーキは何度でも食べたくなる美味しさです。低温で泡立てることできめ細かな生地に焼き上げたスポンジに、軽さとコクをあわせもつ生クリームをたっぷりと。少量ですがクレーム・パティシエールを1層忍ばせているので、卵のふくよかな味わいを楽しめるのが大きな魅力です。 |
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フレジェ |
ショートケーキと同じく苺が主役ですが、よりリッチな味わいなのがフレジェ。 フランスの代表的な苺のお菓子です。アーモンドが香るスポンジにほんのりキルシュが香るクレーム・ムースリーヌと苺のホールをたっぷりとサンドしています。 断面には大粒の苺が美しく並び 、クリスマスのテーブルに華を添えてくれること間違いなしの一品です。 |
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フォレノワール |
クリスマスの雰囲気にしっくりくる大人っぽいケーキ「フォレノワール」。 チョコレートとグリオット、クレーム・シャンティで構成されています。独自にブレンドしたチョコレートを使用したムースはほどよいビター感で、グリオットの酸味との相性も良く重さを感じません。 一見気づきにくいのですが、トップのクレーム・シャンティの下にはごく薄くバニラクリームをサンドしていて、全体が優しい味に仕上がっています。コ永シェフのケーキは、細部にまで工夫を重ねているのを感じます。食べて素直に美味しい!と感じる裏には緻密に計算されたシェフのセンスと技が込められているのですね。 |
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マロンポワール |
今年のクリスマスケーキの中でひと際目をひいたのがマロンポワール。モダンなフォルムとデザインで、一体どんな味なんだろう?と気になりますね。 マロンのクリームと洋梨のジュレをマロンのスポンジに重ね、全体をマロンムースで包み込んだ構成です。 マロンの優しい甘さに、洋梨の爽やかで華やかな風味が添えられリズムのある味わいになっています。フランスではマロンとポワール(洋梨)の組み合わせは定番ですが日本ではまだ珍しいので、食に好奇心のある方には是非おすすめしたい一品です。 |
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シュトーレン2種 |
昨年に引き続き、シュトーレンは2種類登場します。 ドライフルーツとナッツを使用したベーシックな「プレーン」は、ドライフルーツをお酒に漬け込みすぎないことで、フルーツそれぞれの色や味、香りが鮮明に出ています。中でもアプリコットの酸味にはハッとするものがありフルーツの美味しさを楽しめるシュトーレンです。 そして、もう1つは和素材を使用した「よもぎ大納言」。よもぎを練りこんだ生地に、大納言を加えています。周囲にはきな粉をまぶし、まるで草餅のような素材使いがユニーク。日本人ならではのほっとする味わいのシュトーレンです。 どちらもホテルのオリジナルボックスでの販売なので、贈り物にも喜ばれそうです。 |
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クリスマスチョコレートボール |
こちらも昨年に引き続き登場のクリスマスチョコレートボール。 チョコレート細工がお得意なコ永シェフらしいアイテムです。 全てボール型なのですが、クリスマスオーナメントの他に、サンタクロースやスノーマンモチーフのものもありモダンな中に愛らしさのあるちょっとユニークな佇まいです。クリスマスシーズンのディスプレイとして活躍しそうですね。 |
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クリスマスパズル |
クリスマスシーズンに目で見て楽しめるプレゼントとしておすすめなのはなんとチョコレートで出来たパズル! サンタクロースやトナカイなど、クリスマスの情景をチョコレートプレートに描いたパズルはまるで絵本の中の1ページのよう。それほどピースが多くないので小さな子供でも楽しみながら遊べる(でも途中で食べちゃうかも!?)チョコレートです。 |
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目で見て楽しみ、味わってさらにその美味しさに思わず微笑んでしまうホテル インターコンチネンタル 東京ベイのクリスマスケーキ&スイーツコレクション。すでに予約はスタートしています。人気のものは完売することもありますので、気になる方はぜひお早めに! |
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