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取材・文 佐々木 千恵美 |
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東京・六本木ヒルズ ノースタワーB1Fに京都のきな粉スイーツ専門店「吉祥菓寮(きっしょうかりょう)」の都内1号店がオープンします。
祇園に本店を構える「吉祥菓寮」は、自家焙煎きな粉を使用したきな粉スイーツの専門店。前身となるのは1934年に創業した、日本で初めて「煎り大豆」を節分豆として販売した大豆菓子専門店「桂華堂(けいかどう)」です。 鬼は外!福は内!というかけ声で手にするあの素朴な煎り大豆は、実は作るのに5日間も手間がかかっており、現在でも世界遺産の平安神宮、上賀茂神社、下鴨神社などで親しまれているそうです。 |
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歴史ある京の古民家をリノベーションしたモダンで落ち着いた店内の祗園本店は2階がティールームになっている。 |
それから約80年、後継者となる北川聡氏が、国産大豆の美味しさをもっと知っていただきたいとの想いから、2015年に京都・祇園の地へ「吉祥菓寮」をオープンしました。
それぞれの大豆にあった焙煎方法で丁寧に自家焙煎された吉祥菓寮のきな粉は、一口食べると口の中いっぱいに濃厚で深い香りとコクが広がります。 |
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丁寧に手間をかけて行われる大豆の自家焙煎。 |
看板メニューは、大粒の国産大豆を自家焙煎したきな粉とサクサクとしたメレンゲ、くちどけの良い豆乳ブラマンジェなどを重ねた美しく食感豊かな「焦がしきな粉パフェ」。 |
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「焦がしきな粉パフェ」1,200円(税抜き) きな粉の香ばしさが口いっぱいに広がる一品。サクサクとしたメレンゲ、豆乳ブラマンジェ等を重ね、食感豊かに仕上げました。 |
大豆を日本のナッツととらえたような洋菓子への使い方は、和・洋の垣根を超えた新しいスイーツとして地元からも観光客からも人気を得ています。
今回、きな粉スイーツをもっと世界へ発信していきたいとの想いから、国際色豊かな東京・六本木に進出する運びとなりました。 六本木ヒルズ店では、京都で人気定番の「焦がしきな粉パフェ」や春の人気メニュー「春摘み苺パフェ」に加え、六本木店限定のパフェ「Japan Premium 雅」も登場。香り高い自家焙煎きな粉と、宇治の老舗茶問屋 北川半兵衞商店の石臼挽き京都産100%宇治抹茶が織りなす、ここでしか味わえない贅沢なハーモニーが堪能できます。 さらに、30日以内に焙煎したフレッシュなきな粉が全卓上に置かれ、“追いきな粉”であれこれ味変させてみるのも楽しみです。 また、吉祥菓寮初のナイトパフェ「ピスタチオとフランボワーズのメランジェ」とお好きなアルコールドリンクをセットにしたバータイム限定メニューも登場します。 |
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季節限定メニュー「春摘み苺パフェ」 1,400円(税抜き) フレッシュな苺を使い、様々な材料にアレンジした苺尽くしのパフェ。上部にはフリーズドライパウダーがかかって香りも華やか。 |
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六本木店限定メニュー「Japan Premium 雅」 1,700円(税抜き) 自家焙煎きな粉と石臼挽き京都産100%宇治抹茶の贅沢なハーモニーが味わえる祇園北川半兵衞コラボパフェ。 |
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ナイトパフェ「ピスタチオとフランボワーズのメランジェ」 単品900円/アルコール付き 1,400円 (いずれも税抜き) ジェラートは素材の味、滑らかさを重視した自家製オリジナル。 ソースやムースとともに変化していく味をお楽しみください。※アルコールはリストより好きなものを選ぶことができます。 |
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ケーキではなく、パフェがメインというところも今っぽいですね。チョコレートときな粉を組み合わせたサンド型の焼き菓子も気になります。和洋の垣根を取り払い、融合させたこれからの日本のスイーツが発信されていくのが楽しみです。
京町家をイメージした伝統とモダンが調和する暖かな空間で、ランチやカフェだけではなく、仕事帰りにバーとして、こだわりのきな粉スイーツでほっと一息入れてはいかがでしょうか。 |
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吉祥菓寮 六本木ヒルズ店 内観イメージ |
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