イタリアの伝統菓子「カネストレッリ」をご存知ですか?
イタリア・ピエモンテ州北部、ビエッラの町に伝わる「カネストレッリ」は、 200年以上も前から作られている歴史ある伝統菓子。 まだ日本で紹介されたことがないのだそうです。 そんな貴重なビエッラの「カネストレッリ」を、新しくオープンしたウェディングサロンで 食べられる・・?! ということで、さっそく伺ってきました! |
イタリア菓子に詳しい方なら、「カネストレッリ」と聞いて、マーガレット型のかわいらしいクッキーを思い浮かべるのでは。でも、今回の「カネストレッリ」は、それとは形も味もぜんぜん違います。 |
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ビエッラの老舗バール「ジャンテ」のカネストレッリ。美しい水色のパッケージが目をひきます |
ビエッラ土産といえば必ず名前が挙がるというのが、この老舗バール「ジャンテ」のカネストレッリ。ナポレオンにも縁(ゆかり)のあるお菓子と言われるほど歴史あるもので、「ジャンテ」では200年以上も受け継がれた昔ながらの方法で、今も一枚一枚手作りしているのだそうです。 |
![]() クラシカルな「JEANTET」の文字が美しい『ジャンテ』の「カネストレッリ」。 そのレシピは、トリノ国立図書館に保管される19世紀初頭の古文書に残された記録を忠実に再現したものだそう。 サクッとしたちょっと固めの生地は、ウェハースやゴーフルに似た味と食感。そこにジャンドゥージャクリームがサンドされていて、まさにイタリア!のおいしさ。ノワゼットの香り、ハイローストのショコラのビター感、そして生地の香ばしさが良く合って"ヴォーノ"です。エスプレッソに合いそう! (2枚入り \1,000) |
ビエッラの町は、ミラノとトリノのちょうど間くらいにある人口5万人ほどの小さな町。実は、ここにはカネストレッリ以外にも有名なものがあるそうですが・・。 「そうなんです。ビエッラは、高級ウールの産地として世界的に有名な場所なんですよ」 と説明してくれたのは、「ATERIER LES NOCES(アトリエ レノス)」のデザイナー峯尾勝さん。峯尾さんは、1994年に「LES NOCES(レノス)」を立上げ、ウェディングドレスやクラシック音楽家の衣装、さらには『パーク ハイアット 東京』や『アマンリゾート 北京 サマーパレス』といった高級ホテルのユニフォームを手がけるなど、世界的なデザイナーとして活躍しています。 |
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シャンデリアのやわらかい光が包み込む 店内は、とても心地よい雰囲気 |
「デザインの仕事で訪れたビエッラ。そこで出会った『ジャンテ』のカネストレッリを、いつか日本に紹介したいと思っていたんです」 デザインの仕事でホテル業界に関わるうち、次第に食への関心が増していったという峯尾さん。「レノス」よりもさらに本物志向のウェディングドレスと、イタリア伝統菓子「カネストレッリ」を融合させ場所を作りたいと、ここ「アトリエ レノス」をオープンさせたのです。 「おいしいお菓子があって、楽しい会話が弾む・・・そんな場所になればいいですね」 峯尾さんは、ウェディングドレスを作ったお客様が気軽に遊びに来てくれれば、と顔をほころばせていました。 |
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ドレスは、ボリュームを抑えたスカートや 生成りがメイン。上質で上品なイメージです |
そんな峯尾さんの想いが詰まった「アトリエ レノス」。よく見るとそこかしこに、峯尾さんのこだわりが・・・。 「ドアノブや蝶番などの小さい部分にも、ひとつひとつこだわっています。すべて海外より取寄せたものなんですよ」 |
ドアノブもアンティーク。新しい空間に、やわらかい落ち着きを与えています | ![]() |
ウェディングドレスが飾られた白の空間に、真鍮のアンティークな色合いが落ち着きを与え、上質で居心地のいい空間に。これから式を予定しているカップルはもちろんですが、ウェディングとは関係ない方も、間違いなく幸せな気持に浸れそうです。 |
![]() オリジナル焼菓子
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イタリアらしいカラフルなラッピング。大きなサイズのカネストレッリは大切な方への贈り物にも |
お菓子と夢に包まれた、甘い空間・・・。 幸せがいっぱいにつまった「アトリエ レノス」に、HAPPYを探しに出かけてみませんか? (2012.3)
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アトリエ レノス青山店 住所:東京都港区西麻布2−18−16(根津美術館脇入る) Tel:03-3400-8004 営業時間:11:00〜19:00 定休日:水曜・木曜 URL: www.les-noces.com |
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