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取材・文 佐々木 千恵美 |
平均糖度18度以上の「八ヶ岳生とうもろこし」が「もろこしシェイク」となって中目黒にやってきました。
それってメロンと同じかそれ以上、もっといえばバナナを食べるように甘い。 まるでフルーツのようなジューシーな甘さと繊細な果肉感が口いっぱいに広がります。 |
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糖度はなんとBRIX22.1度! バナナと同じくらいか。 |
みんな大好きなとうもろこしは、パンやポタージュ、アイスクリームになっても大人気ですが、さらにダイレクトにもぎたてフレッシュな生のうまみを詰め込んだシェイクは、夏から秋の収穫期のみのお愉しみ。
一般的に加熱によって甘みが増すとうもろこしですが、皮が薄く実もジューシーな八ヶ岳生とうもろこしは冷やしても甘くなる希少な品種なのです。 その特性を活かし、1杯に1〜1.5本ほどのとうもろこしを贅沢に使い、砂糖はほぼ添加せず、濃厚なフランスのエシレバターでとうもろこしの甘さを引き出した「もろこしシェイク」は、溶けかけの最後の1滴まで豊かな香りが味わえる一品となりました。 冷製ポタージュとは違う、スイーツとしての1杯。ボリューム感もあって朝食にしても良さそうです。 |
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「もろこしシェイク」1杯650円(税抜き) 2020年9月18日(金)〜期間限定販売。(なくなり次第終了) 夏にしか収穫されない希少なとうもろこしは?体のエネルギーになる炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品でもある。夏の疲れにもぴったり。 |
八ヶ岳生とうもろこしを栽培しているのは八ヶ岳西麓、原村のHAMARA FARMさん。原村出身の同級生折井祐介さんと柳沢卓矢さんの二人が10年前に立ちあげた農園です。「HAMARA=原村仲間」で面白いコトを探していたら、原村には農地があり道具があり身近に農業を教えてくれる人がいると気付き、「農業には生産から販売までまだ試されていない新しい可能性がある」と、就農。苦労もあるけれどそれ以上に面白いことがたくさんあると語ります。 |
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HAMARA FARMを運営する株式会社ベジパングの柳沢氏(左)折井CEO(右) |
そんな彼らが挑んだのが生でおいしい高糖度のとうもろこし。 平均標高1000mの畑で、長い日照時間と寒暖差を利用し時間と手間ひまかけ、1株に1本のみを収穫。朝採れのとうもろこしはその日のうちは生で食べられますが、「生でおいしい」となると品種の選別が不可欠。八ヶ岳生とうもろこしは、皮も実も薄いためみずみずしく、ゴワゴワ感がありません。 |
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八ヶ岳山麓に広がる平均標高1000mのとうもろこし畑 |
朝5時に絶妙な熟度で収穫し、専用フィルムに入れ出荷。このスパッシュフィルム、野菜や果物の味覚、風味、鮮度を保持する画期的なフィルムで、とうもろこしは通常の3倍ほど甘く食べられる期間がのびるそうです。 今季の販売は終了してしまいましたが、来年はオンラインショップでぜひお試しください。 *販売サイト ハチカッテ https://8katte.com/ |
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5日目に生で食べて見ましたが本当に生でジューシー甘い! |
今回「もろこしシェイク」の考案サポートしたのが食のプロデューサーMo:take PLUS。八ヶ岳生とうもろこしの美味しさとHAMARA FARMの正直な農業の結晶をもっと知って欲しいと、都心のトレンド発信地、中目黒のイベントギャラリーカフェOPEN NAKAMEGUROにて、9月18日から期間限定での提供となりました。間に合わなかった方、また来年どこかで「もろこしシェイク」の出現をチェックしてくださいね! |
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OPEN NAKAMEGURO店内。中目黒駅から徒歩4分。カフェ、レンタルスペース、撮影、イベントなど様々な形での交流の場となる開かれた場所。 |
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