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取材・文 下園 昌江 |
パレスホテル東京の「プリヴェ」は、落ち着いた雰囲気と大きな窓から望む景色を楽しめる贅沢な空間のラウンジバー。「プリヴェ」とは、フランス語で“プライベート”という意味を持つ通り、充実したプライベートな時間を作り出してくれる大人のための空間です。 |
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シックな雰囲気のプリヴェ内観 |
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美しい曲線を描くスタンドが印象的 |
ラウンジバーというと、アルコールのイメージが強いですが、プリヴェでは4月1日から新しいスタイルのアフタヌーンティーが登場しました。まず目に入るのが、珍しい形状のスタンド。これは富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」とのコラボレーションによる、オリジナルスタンドです。小鳥が集うしなやかな止まり木の様な支柱に、プレートが4枚配置され、自然と人が作り出す美しさというものに感動します。
プリヴェの大きな窓から望む自然の景色をモチーフにしたというアフタヌーンティーは、春を感じさせる、スイーツとセイボリーメニューが揃います。 メニューはすべて、プリヴェに隣接するフランス料理「クラウン」が手掛けているので、上質な素材で作り上げた美しい料理を堪能できるのも嬉しいところです。 |
春のメニュー(4月1日〜5月末予定) ※季節によって内容は変更します <1段目> 鳥型のラングドシャ たまご型のショコラ てんとう虫型のショコラ <2段目> マカロン2種(ヴァニラ、レモン) チェリームース プティ・シュークリーム チーズケーキ <3段目> パテ・ド・カンパーニュのミニバーガー クラブケーキとマリネサーモン イベリコ豚ベジョータの生ハムとフルーツ(メロン) 野菜のパンナコッタ(グリンピース) フロマージュブランのラケ(桜風味) <4段目> 苺のティラミス ガトー・マルジョレーヌ アプリコットタルト マロンシャンティイ |
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ペストリーシェフ 窪田修己氏 |
スイーツの数々を監修しているのは、ペストリーシェフを務める窪田修己氏。 季節感を大切にしながら、パレスホテル東京の個性を表現しています。 スイーツの中でも私が注目したのは、パレスホテル東京で長年愛されている栗のお菓子「マロンシャンティイ」と、「ガトー・マルジョレーヌ」。 ガトー・マルジョレーヌは、フランスのローヌ・アルプ地方のレストラン「ラ・ピラミッド」のかつてのスペシャリテでした。ラ・ピラミッドは、その料理の美味しさから多くの美食家が各地から集い、またポール・ボキューズやトロワグロなど一流の料理人を輩出したことでも知られます。 現在では経営者が代わりラ・ピラミッドでは、ガトー・マルジョレーヌは提供されていませんが、研修経験のある窪田シェフがその伝統的なレシピはそのままに、層の厚みや枚数を変え、より現代風に軽やかに食べられるよう新たなスタイルで作り上げました。パレスホテル東京のフランス料理「クラウン」のデザートとして登場することはあるそうですが定番メニューではないので、このアフタヌーンティーでいただけることはとても嬉しいことですね。 |
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シャンパン付きのコースも魅力的 |
アフタヌーンティーでは、お好きな紅茶やコーヒーをセレクトできますが、それ以外にグラスシャンパン付きのコースもあります。軽やかなスイーツと、美しいセイボリーの数々にはシャンパンがピッタリ。春の暖かな日にゆっくりと味わいながら堪能したいアフタヌーンティーです。 |
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