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「Jean」の味に気をよくしたパナデリア。 「そろそろ、ケーキを食べたいね」 だんだん、エンジンがかかって来ましたよ。 そして、向かったのは「Helmstetter(エルムシュテッター)」。本などで紹介されることも多く、日本でも知名度の高い有名店ですが、実際はそのイメージよりもこじんまりしていて、気取らない雰囲気。マルシェのすぐそばにあり、たくさんのお客さんで賑わっていました。 |
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ドイツ人からも人気の高い「エルムシュテッター」 |
クグロフが有名なエルムシュテッターですが、気になったのはパンの品揃え。ブーランジェリー顔負けのハード系類が豊富に並んでいます。そしてやっぱり誘惑には勝てず、またもやショーソンとハード系のパンを購入。うーん、胃袋がいくつあっても足りません。 |
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アンティークなHのマークが素敵です |
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おいしそうでしょ!と輝きを放っていたショーソン |
隣のサロンでケーキをいただいていると、3代目シェフのエルムシュテッターさんがわざわざ出てきてくださいました。 「ノエルのお菓子だったらベラヴェッカがおいしいですよ。うちでは、ベラヴェッカのために、毎年9、10月になると1トン半の洋ナシをドライにしているんです。完熟でないものをスライスし、オーブンで乾燥させるんです。自家製の方が断然おいしいですよ」 と、当たり前のように話すエルムシュテッターさん。以前、おじいさんの代には、プルーンのペーストも自家製だったのだそう。オレンジ、ヘーゼルナッツ、イチジク、レーズンなどフルーツたっぷりの生地は、とってもやわらかく成形が難しいのだそう。陶器を捏ねる感覚で、作っていくのだそうです。 |
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とっても気さくなエルムシュテッターさん |
そして、おいしい話の後に申し訳ありませんが、エルムシュテッターを訪れたらぜひとも行って欲しいのがトイレです。お店の素朴でクラシックな雰囲気からは想像できない、近代的なシステムにきっと驚いてしまうはず。どうしても気になる!という方は、ぜひぜひエルムシュテッターを訪れてみてくださいね。 |
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