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世界遺産にも認定されている、美しいフィレンツェの町並み。赤褐色の屋根が連なるその先には、トスカーナの緑豊かな丘陵地帯が広がります。特にドゥオモからの景観には息を呑むほど!階段が大変なんて言わないで、絶対に登って欲しいおすすめの場所です。きっと、中世の芸術家たちもこの景観を眺めていたのでしょう。そう思うと、感慨もひとしおです。 |
![]() 本当に美しいフィレンツェの町並み |
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![]() 人間を襲うカエル人間!コワイ! |
それから、ドゥオモに登る際に必見なのがクーポラのフレスコ画。「最後の審判」のテーマで描かれた壮大なその絵には、神の裁きを受け天国と地獄へと明暗を分けた人々の姿が描かれています。注目は地獄の様子。頭がカエルのような生き物に追われ、足を裂かれる人間たち・・・。地獄の概念が異なる現代では、不謹慎ながら少しユーモラスにも感じます。こういった絵やステンドグラスは、かつて文盲の人々が多かった時代に、キリストの生涯や天国について理解を深めるために作られたのだそうですよ。 |
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有名なボッティチェッリの「春」などのコレクションを誇るウッフィツィ美術館などルネッサンス美術の宝庫といわれるフィレンツェ。その魅力は町全体が作り出すルネッサンスの栄華の余韻ともいえる雰囲気にあるような気がします。特別に意識しなくても、歩いているだけで芸術のエッセンスが身構えることなく自然に体に入ってくる、そんなフィレンツェは一番の思い出となりました。 |
![]() 淡いピンクとグリーンが美しいドゥオモ |
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