照りつける陽射しに、からだまで溶けてしまいそうな夏の日・・・。
ほてった体を内側から静めてくれる冷たいスイーツは、まさに夏の贅沢ですよね。
今回、パナデリアが注目したのはひんやりスイーツの女王、「パフェ」。
プロが選び抜いた旬のフルーツを贅沢に味わうフルーツパーラー系や、
パティシエのセンスが光るパティスリー系など、パフェといっても千差万別。
そこには、めくるめく魅惑の世界が広がっています。
さらに、店内でいただける冷たいデセールや天然氷のかき氷もご紹介します。
ひんやりスイーツで、夏をおいしく乗り切りましょう!

※ お店によっては夏期休暇などがありますので、事前にご確認の上お出かけください。また、外で並ぶ場合もありますので、熱中症対策をお忘れなく!





パティシエ系

レ・サンク・エピス


クープ アナナ エピセ  \950 



まるで太陽のようなパイナップルが、夏らしいクープ。フレッシュなパイナップルジュースのような味わいのソルベにパッションフルーツのソースがかかり、酸味がキリッと清々しいおいしさです。さらに下へとスプーンをすすめると、ほどよくスパイスをきかせたアイスクリームが登場。それまでのフルーツらしい素直なおいしさが、ぐっと大人っぽく深みのある印象に変身します。生クリームは少なめですが、ココナッツやハイビスカスのソルベなども入っていて、スプーンですくう場所によって異なるテイストが楽しめます。 1日10食限定なので、気合を入れてGO!
※ 8月のクープは“クープ・カシス・オ・テ”と“クープ・アプリコ・アマンド・ア・ラ・ヴェルベンヌ”となります


レ・サンク・エピス
住所:東京都品川区南品川2-17-26 アスキー南品川III 1F
Tel:03-5460-3382
定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)




VIRON


エピス リエジョワ \1,260 



パフェはやっぱり生クリームたっぷりがいい!という方にぜひ食べていただきたいのがコレ。「VIRON」のリエジョワです。フワフワの生クリームは、恐らく全体の半分を占めるのでは?というボリューム感。ミルク感があり、食感、風味ともに軽やかです。さらにニクイのが、その下に隠されたアイスクリーム。10種類以上のスパイスをブレンドしたパンデピスが練り込まれているのです。重なり合うスパイスに、グランマニエのような深みのあるオレンジの香りが清涼感を添え、なんとも深みのある味わい。コレだけでも充分おいしいのですが、さらにヴァニラアイスクリームと生クリームの乳風味が加わることで、力強くもエレガントな印象になっています。なお、渋谷店では3種類のリエジョワが定番メニュー。生クリームがちょっと苦手という方には、期間限定で生クリームの少ないクープもおすすめです。
※丸の内店とはメニューが異なりますのでご注意ください


ブラッスリー ヴィロン
住所:東京都渋谷区宇田川町33-8
Tel:03-5458-1776
定休日:無休




プレジール


ペッシュ メルバ ¥1050 


フランスの伝統的なデザート「ペッシェ メルバ」をパフェに仕上げました。トップには桃とミントの爽やかなグラニテが飾られ、次に現れるのは、メレンゲとチュイールのくだいたもの。そして、バニラ風味のブランマンジェ、アイスクリーム、ラズベリーソース、フレッシュな桃・・・と、グラスの中には盛りだくさんの楽しみが詰まっています。まずトップのグラニテで、口を冷し、メレンゲとチュイールのカリカリッとした食感を楽しみ、桃のフレッシュさを感じて、するするっと口どけのいいブランマンジェとアイスクリームのコクを楽しみ、ラズベリーソースの酸味で全体を引き締めたい。1日10食限定なので、食べたい方は急いで!


プレジール
東京都世田谷区代沢4-7-3
Tel:03-6431-0350
定休日:月曜





フルーツ系


フルーツパーラー ゴトー


静岡産マスクメロンのパフェ \1,000 



花やしきにほど近い、浅草の商店街。戦後から続く、歴史あるフルーツパーラーで感動のパフェに出会いました。華々しく盛りつけられた旬のマスクメロンは、甘くてジューシー。その下に、バニラと、想像以上に濃厚なメロンの自家製アイスクリームが入っています。メロンそのままでも当然おいしいのですが、バニラアイスと生クリームのミルク感との相乗効果で生まれるおいしさは格別。底の部分の小さくカットしたメロンの果肉と絡み合い、うっとりするようなおいしさが生まれます。パフェは定番を含め常時7種類ほどで、ジュースやかき氷もあり。価格がリーズナブルなのも魅力です。
山梨県産の桃(白桃)のパフェ \1,200 
見よ、この桃を!ちょうどおいしいタイミングに熟した桃を贅沢に使った、桃好きにはたまらないパフェです。
ハッとするほど香りのいい桃は、甘みがあってジューシー。パフェグラスの底の部分は小さくカットした生の桃、その上に自家製の桃アイスクリーム、そして生とコンポートの桃を交互に並べるという桃尽くしの構成になっていて、シンプルながらフルーツへの愛情と奥の深さが感じられます。まさに、フルーツを知り尽くす、フルーツパーラーならではの一品です!


フルーツパーラー ゴトー
住所:東京都台東区浅草2-15-4
Tel:03-3844-6988
定休日:水曜




フルーツカフェ フルータス


スペシャルフルーツパフェ \1,575 



パフェやジュース、ワッフルなど様々なメニューが楽しめる、門前仲町のフルーツパーラー「フルータス」。定番のスペシャルフルーツパフェは、大き目のパフェグラスに旬のフルーツを盛りつけた、まさにスペシャルな一品です。
とても丁寧に作られているので、まずはその美しさを目で楽しみ、それからスイカやメロン、マンゴーをいただきましょう。そのすき間からそっとスプーンを入れると・・・。そこには、桃やパパイヤにパイナップルと、フルーツが次々に現れる魅惑の世界が広がっています。下には、バニラアイスとラズベリーのソルベ。あれもこれも食べたい欲張りな方や、メニュー選びに迷った時にもおすすめです。

シャインマスカットパフェ \2,100 


マスカットのグリーンとソルベの紫色のコントラストが、目にも涼しいエレガントなパフェ。シャインマスカットとは、糖度の高さ(18〜20度)と粒の大きさに加え、皮ごと食べられて、しかも、種がないという、パフェのために生まれてきたような新品種のマスカット。そのシャインマスカットを贅沢に使った、季節限定のパフェです。ヴァニラアイスを取り囲むように飾られたマスカットは、噛むと果肉が内側からはじけ、マスカット特有の芳香が口一杯に広がります。この香りは、マスカットにしか出せない・・・と改めて実感。まさに、今しか味わえない贅沢なおいしさです。


フルーツカフェ フルータス
住所:東京都江東区富岡1-24-6
Tel:03-3641-2112
定休日:水曜




万惣フルーツパーラー
白桃のフレッシュパフェ ¥1,470 


高級フルーツ専門店の代名詞、「万惣」。最高級のフルーツをパフェでいただいてしまいましょう。
堂々たるいでたちのパフェは、背が高く、嬉しいボリューム感。品良く飾られた白桃は、ほのかな赤みがさして艶やかです。酸味のあるフランボワーズのソルベの上にバニラのアイスクリーム、さらに、すき間を埋めるように白桃がぎっしり。ジュワッと溢れ出る桃の果汁は香り良く、その甘さにうっとりするほど。心身共に、癒される一品です。


万惣フルーツパーラー
住所:東京都千代田区神田須田町1-16
Tel:03-3254-3711(代)
定休日:日曜、祝日、第3月曜





デセール


コロンバン


アイスモンブラン ¥840



ヴァニラアイスクリームの上にマロンクリームをたっぷりと絞ったアイスモンブランは、ご存知「コロンバン」の名作。フランス産栗のモンブラン、なんてものにお目にかかる遥か昔から愛され続けている歴史あるメニューです。
ちょっと懐かしい黄色のマロンクリームは、こっくりとした甘みがあり、どこかホッとするおいしさ。あっさりと口どけのいいヴァニラアイスクリーとの相性も抜群です。ボリュームも適度で、シンプルながら愛されつづけてきた理由が実感できる逸品です。


コロンバン原宿本店
住所:東京都渋谷区神宮前6-31-19
Tel:03-3400-3838
定休日:無休




菓子工房 オークウッド


ライムのムースアイスクリームとマンゴー \800 



エキゾチックなライムの香りが印象的なデセールです。ライムピールを散りばめたフワフワのムースは、アイス仕立てにすることで、繊細かつひんやりとした新食感に。その清々しい香りに深みを与えているのは、下に重ねたねっとり濃厚なマンゴーソルベ。ココナッツがフワッと香るサクサクのメレンゲと、みずみずしいジャスミンのジュレの食感も楽しく、まさにデセールでしか味わえない、贅沢なおいしさになっています。暑い日の午後、こんなデセールで涼めたら幸せですね!


菓子工房 オークウッド
住所:埼玉県春日部市八丁目966-51
Tel:048-760-0357
定休日:水曜(火曜不定休) ※祝日の場合は翌木曜




ル・コフレ


ヌガーグラッセ \650 



泡立てたメレンゲと生クリームの生地にヌガーを合わせた氷菓、ヌガーグラッセ。隠れファンの多い伝統菓子でありながら、意外に出会うことが少ないデザートです。卵黄を使わない生地は、アイスクリームとは違い、固いようでいて、体温とともにスッと溶けてしまう独特の食感。そこに、しっかりとキャラメリゼしたアーモンドの香ばしさと、ハチミツのこっくりとした甘さ、ドライフルーツの風味が心地よく広がります。こんなふうにフルーツをあしらえば、目にも華やか!


ル・コフレ
住所:栃木県宇都宮市下戸祭2−15−13
Tel:028−666-7780
定休日:火曜・第2月曜





かき氷


ひみつ堂

ひみつのいちごみるく \600 

なにやら怪しい響きの「ひみつ堂」。いったい、どんなひみつが隠されているの?!
・・・と思ったら、実は、ひみつとは“氷蜜”のこと。天然氷と氷蜜にこだわったかき氷屋さんなのです。
日光の天然氷をかくのは、今は珍しい手動のかき氷器。“シャクシャクシャク・・・”という音と共にグラスの上にふんわりと氷を重ね、その上にミルクとほどよくピューレ状になった自家製の苺氷蜜をたっぷりとかけて完成です。
まさに"はかない"という言葉がふさわしい、頼りないほどの口どけ。そして、シロップではない本当の苺の甘酸っぱさと、やわらかなミルクが広がります。何杯でもいけそうな、やさしい氷。あぁ、また食べたい!

生メロン 


雪のように白い氷に、透明感のあるグリーンが涼しげです。"生"とついているだけあって、その印象はまさにメロンそのもの。口いっぱいにメロンの甘い香りが広がります。味はメロンそのものなのですが、口どけのいい氷のどこまでもクリアな印象との相乗効果で、メロンとはまた別次元のおいしさに。ミルクを添えても、おいしそうです!


ひみつ堂
住所:東京都台東区谷中3-11-18
Tel:03-3824-4132
定休日:月曜




北斎茶房




生杏(なまあんず) \840 

錦糸町にある甘味どころ「北斎茶房」は、季節の甘味が楽しめます。夏はもちろん、かき氷!今回伺ったときは、厳選素材を使い、その日の分だけしか作らない数量限定の「生熟かき氷」4種類と、宇治金時や氷あずき、いちごやレモンなど定番っぽいもの10種類がメニューに並んでいました。トッピングもいくつかあるので、組み合わせによってはかなりの種類が楽しめます。そんな生熟かき氷の中から選んだのがこれ、生杏です。口に含むとすっと溶けていくやわらかい氷に、まるでコンフィチュールのように甘さと酸味がはっきりとした杏のシロップがかかっています。シロップと言っても、杏は形が残るくらいのフレッシュさ。香りもよく、とても印象的なおいしさです。今度は生苺も食べてみたい!

宇治金時 ¥750 
+トッピング(ミルク) ¥105 


かたや、「かき氷といったら、宇治金時でしょう!」という定番中の定番、宇治金時。これにミルクをトッピングしてもらいました。大きなお皿にたっぷりと乗せられた氷、その上にはこれまたたっぷりの餡が乗ります。抹茶は苦みと甘さのバランスがよく、香りもいいもの。まわりに飾られた白玉は、氷に乗っていても固くならないように作られています。トッピングのミルクがたっぷりかけられていて、ミルク好きにはうれしい。でもミルクが氷を溶かしてしまうから、写真が少し溶け気味でごめんなさい。


北斎茶房
東京都墨田区亀沢4-8-5
Tel:03-5610-5331
定休日:火曜




埜庵

かき氷といえば、はずせないのがパナデリアの“湘南・鎌倉特集”でもご紹介した「埜庵」。三ツ星氷室の天然氷をふんわりと盛り、旬のおいしさをギュッと凝縮した自家製のフルーツシロップや練乳と一緒にいただく絶品かき氷です。氷好きには是非行ってみてほしいお店ですが、行列必至なので覚悟してお出かけください!
(お店の紹介はこちらから → http://www.panaderia.co.jp/topics/2011_kamakura/



埜庵
神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11
Tel:0466-33-2500
定休日:月曜 ※サイトをご確認ください  http://kohori-noan.com





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